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無利息融資の使い方

コロナの影響で資金繰りが厳しい事業者の方、事業用の借入金がある方、政府系金融機関や民間の金融機関からの借り入れの経験をしたい方、一度、実質無利子の融資を考えてみませんか。

資金繰りが厳しい事業者の方は、すでに無利息融資を考えられているかもしれませんが、その他、既に民間の金融機関から借り入れをしており、利率が高いと感じておられる方にとってもチャンスなのです。

最初に無利息融資について簡単に説明しますと、個人事業者や中小企業で、前年の同月と比較して一定の売上の減少がある場合、利子補給制度により実質的に無利子となる融資を政府系金融機関から受けられるというものです。

最長5年の据置期間がありますので、当面元本返済が不要で融資を受けることができます。また、当初3年間は、利子分が事後的に補給されますので金利負担が実質的にゼロになります。最初から、利率がゼロ%ではないということですね。

この制度のいいところは、実質無利息だけではなく、印紙も不要ですので、印紙代がかかりません。また、日本政策金融公庫で借り入れる場合、公庫の既存の借入金の返済に充てることもできますので、事業用で借り入れがある方は、利息負担を減らすことができます。

さらに、これまで政府系金融機関で借りることが難しかった事業者の方も融資のハードルが低いため借りることができる可能性が高く、確実に返済をしていけば、それが実績となり、金融機関からの信頼を得ることができます。

資料の作成などで時間は要しますが、実質無利息でお金を借りることができ、金融機関とのコネクションを持つこともできます。

私の最近の経験から、申し込みに関する資料作成は2~3時間かかります。また、申込から面接までは、1か月から2か月かかります。さらに、面接から融資実行までは、2~4週間かかります。

(9月4日現在の情報)
日本政策金融公庫での申し込みから面接までの期間は、今のところ約2週間程度とのことです。コロナに係る融資の申込件数が減ってきていることと、民間の金融機関も利子補給の制度がありますので、そちらに申込者が流れているのが理由だと思います。使いやすくなってきています。

今後の申請者の数にもよると思いますが、融資実行まで2~3か月はかかると思います。ただ、これまで借り入れをされていない方など、それほど緊急ではないけど資金を確保しておきたい人にとっては、印紙もいらない、実質無利息で利子負担がないということで、余計なコストを掛けずに借り入れをすることができます。

コロナの第二波も気になりますよね。お金と心に余裕を持っておきたい方は是非ご検討ください。

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