見出し画像

冬嫌いの魚座は【毎日note】#107

だから釣りにハマったということはないだろうけれど、私は2月末生まれの魚座。北海道なら寒さも底をついた(?)ころ、沖縄なら寒さのピークに咲く寒緋桜シーズンの終わり。

子どもの頃、クリスマスやお正月や誕生日が集中する冬は楽しみな季節だったかもしれないけれど、私はやっぱり冬が好きじゃない。北海道の冬も、沖縄の冬も、とてもつらい季節だ。冬の何が一番嫌かというと、外で過ごすのが好きなのに、外で過ごすのがしんどいことだ。

沖縄での暮らしが心地よいことの理由のひとつに、ほぼ年中、軽装でいられるというのがある。身軽。これほど生きやすいことがあるだろうか。

どこにいくにも軽装でいられる沖縄が好きなのに、冬はやはりそうもいかない。最近は北風が本当に寒くて、釣りをしていると水辺の気温はなおさら低く、何枚も重ね着をしている。暖房はつけまいとがんばっているマンションの部屋の中も寒い。ちなみに最近の最低気温は16度ほど。北海道なら10月頃の日中の気温で、ストーブをつけているだろう。

おまけに、12月に入る少し前くらいから、水温が下がったせいか浅瀬の魚の気配がガクンと減った。波紋をつくって群れで泳いでいたボラたちをあまり見かけなくなった。そのせいかフィッシュイーター(ルアーで釣れる魚)もいない。釣りがうまくいかなくなって、私の日常の満足度が急落している。そう、満足度・幸福度が下がるのが、冬なのだ。

それでも粘って釣りをしていても時間ばかりが過ぎていく。もうわりきって、北海道のクマのように、おとなしく冬眠していた方がいいのだろうか。冬生まれなのに冬嫌いの魚座の私は、魚は魚でも南国の魚なのかもしれない。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?