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朝の足湯効果。心のプチ贅沢

「今日は冬至です。柚子湯に入りましょう」というようなニュースを見ると、「そうか、冬至か。陰も極まったな」と思う。もうこれ以上夜が長くなることはない。夜が長い=「陰」の強い季節は終わりに至って、目には見えなくても大地の奥深くでは「春の支度が始まる」ということだ。これからは少しずつ日が長くなる。「陽」の季節、春へ向かう準備が始まるのだ。

が、夜明け前が最も暗いと言うがごとく。寒さ自体の本番はこれから。このあと立春までは小寒、大寒と寒さが厳しいときが訪れる・・・。

要するに何が言いたいかというと。
「寒いっ!」
寒いのよお。というか、冬は昔から寒いもんだが、こちらの体のほうが、歳とともに温まりづらいというか冷えやすいというか、要するに寒風が骨身にしみる。

体が冷えるというのは健康にも美容にも大敵である。若い人のニキビや吹き出物などの悩みは、むしろ体の「温め力=陽気」が強すぎて、炎症を起こしているような状態から来る。いわばオーバーヒート状態ですね。

一方、歳を取ってからの肌の悩みといえばカサカサ、小じわ、くすみ、たるみなど。これらは体の温め力=陽気が衰えて、全身に血が回らない、熱が回らないことから起こる。火力不足、あるいは不完全燃焼。そんな状態。

この季節はもう全身にクリーム塗り塗りしないと、そこらじゅうの肌がカサカサして、膝小僧やら、かかとなんかは粉ふき芋みたいになる。手が霜焼けになりやすいのも陽気不足。体の温め力が衰えて血が末端まで行き渡らないからだ。冬ほど「加齢」を実感させられる季節はないのう(涙)。

朝が特に辛い。エアコンをタイマーでつけているので布団から出られないということではないのだが、とにかく体のエンジンがかからないのだ。エンスト。手足が冷たく、頭もしゃっきりしない。もともと低血圧だったこともあり、起きてから2〜3時間はやる気が起こらず、使い物にならない感じなのである。起きてすぐに温かい白湯を飲んだり、ちょっと軽くストレッチをしてみたりもするのだが、「よし!エンジンかかった!」というポジティブ感覚がない。

どうしたものか・・・。

そこで始めたのが「朝の足湯」である!


実はまず「朝風呂」を試してみたのだが、寝起きのぼんやりした体で湯船に浸かると、なんか余計に眠くなり、なまじ火照った体で外に出ると一気に湯冷めして却ってゾクゾクしたりもして。もう「朝から湯船」に耐えられる歳ではないということがわかった。


そこで試みたのが足湯。これが!やってみたらすごく塩梅がいいのだ!

全身をお湯で温めるのと違い、足先を温めることで「陽気」にスイッチがはいるというか。からだが自力で温まり始めるのがわかる。ぽかぽかする。体が温まりエンジンがかかるのがわかると、気持ちも上がる!先延ばしにしていた仕事や家事を「よし!ちゃっちゃとやるか!」ってな気分にもなろうというもの。

朝の足湯。
お湯はそんなに沢山いりません。1.2リットル入るやかんになみなみお湯を沸騰させて、プラス同じやかんで今度は水をなみなみ。水とお湯、半々ですね。足の甲が浸かるくらいの量で十分。そこに好みのアロマオイル数滴、もしくは冷蔵庫にその日入っていたハーブ、なんでも良い。薬膳では「香りが気を巡らせる」といい、香りの力が血巡りもよくし、ストレスも解消するといわれている。香りの力、重要なので、何かあったほうがいいです。足をつける時間はものの5分。それでもうほかほかです。温かい白湯とか、生姜湯とか飲みながら浸かると、さらに温まり効率が良い。
できればお風呂場とかではなく、朝日があたる窓辺で浸かるのがオススメ。
確実にエンジンが点火します!

朝のほんのひととき、短い時間で心も体もゆとりが生まれる感じ。
朝は忙しいと思いますが、冬の間だけでもやってみてください。むしろ、エンジンかかった体で効率良く動けるので、仕事も家事もはかどる!

さて、この歳になると、とにかく美容も健康もいかに体を温めていくかが基本である!と悟り、先日「一般社団法人 日本温活協会」というところで講座を受講し、「温活指導士」という資格を取りました。

東洋医学だけではなく、西洋医学の理論もバランス良く取り入れて、とにかく体を温め、免疫力を高めて、美と健康につなげていこう!という資格です。
ガンガン温まっていきまっしょ。

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