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パッピンスは韓国大学生との思い出が詰まっている。


こんばんは!

今週は本当に忙しさの極みおばさんとして生きていて、全然ブログを投稿する事が出来ないでいる。夜はスマホを持ったらすぐ寝ちゃうパターン。

何が忙しいのかと言うと、このところ韓国人に囲まれる夜を過ごしていた。
と言うと何やら怪しさを感じるが、実に真っ当な理由があるのだ。
私が通っている韓国語教室には、毎年この時期に韓国の青年部(主に大学生。社会人も含むのかしら)が二十名程度で訪れ、十日間程度滞在するという行事がある。その間、大学生による韓国語講座が開かれたり、地域の教育機関に出向き何らかの催し物をしたり(何をしているか深くは知らない)、地域住民向けにイベント等を開いたりしている。
暫くはコロナの影響で来ていなかったようだが、満を持して昨年から復活したのであった。

これが。これが。これがねぇ。想像を超えていたのだよ。

昨年私は初級講座に参加したのだが、教室に入るとやたら笑顔の現地大学生に出迎えられ、席に着くと韓国人に挟まれるという非常に過酷な状況に震えてしまった。
だって初めてだもの。先生以外に現地の人と会話する事が初めてだった。
しかも当時はかなり会話が今よりもやばかったので、緊張も緊張。夏の暑さも加わって全身から汗がダラダラ流れていたのを覚えている。そう。去年は何度も河童気分を味わっていたのだ。
若干ギリギリに到着した私に座席の選択権は無く、空いている前の席に恐る恐る座った。そして恐らく数日間の相方になると思われる隣の大学生に恐る恐る「アニョハセヨ…」と挨拶をして、そこから韓国大学生達との素敵な交流……と言う名の怒涛の韓国語地獄が始まったのであった。

詳しくは語らないが、大学生と関わった短い期間で二キロ程痩せた。相当な心労と自律神経の謎の大暴走で全然寝れず、本当に我ながらゲッソリした自信がある。
皆さんに言いたい。これは声を大にして言いたい。
日本人女性はすぐ韓国の男性にコロっといってしまうみたいな噂があったけれど、あれ、真実かもしれません。(え)
いや、さすがに年齢差もあるわけだし一応常識人ぶる事は出来るので、好きになるとかじゃなくて。「あ、これはすごい。優しさと距離の近さが日本のそれとは全然別物や。これは若いとちょっと危険」という事がよくわかった。ということ。

それでも、本当に良い経験になったのは事実。
これまでの人生でほぼ日本語が話せない他国の人に囲まれる事がまず無いし、この教室に通っていなければ今後もきっと無かったはず。
身振り手振り、スマホの翻訳を交えてでも何とか必死に記憶を掘り起こし、互いに会話を成立させることが出来た、意思疎通出来た、という経験は何物にも代えがたいものになった。
最後の方は、私が「あそこまで~キロメートル」というのをうっかり「~キログラム」と言ってしまう頭大混乱ミスをした時、韓国人が盛大にツッコミを入れてくれる。という所まで親しくなれた感があった。

この経験により、私の韓国語習得への意欲は二倍増しになった。
来年来る時にまでは、今よりもっとスムーズに会話出来るようにならなくては…………


来た~~!

ということで、さぁ今年もやって参りました!
しかも今年は「会話クラス」という設定で、最初から会話がメインなのである!やばい!会話力全然アップしてない!

戦々恐々と参加してみると、前よりもまだマシに思える自分がいた。やはり三級の勉強がすごく活きていることを実感した。
今回はフレッシュで可愛い女の子で、娘が増えたくらいに仲良くなれた気がする。最初から色々すっ飛ばしてテキスト無視で韓国語で(しどろもどろは変わらない)関係ない話しばっかりして、鬼滅の刃が好きだという彼女に家にずっと転がっていた公式ファンブックをあげると、めちゃくちゃ喜んでいた。放置されていた公式ファンブックが報われた瞬間だった。異国の地で元気にやれよ……。ちなみに私は童磨が好きだというと若干怪訝な顔をしたのはきっと忘れないよ。

今回は昨年のように全部が未体験で怖い!
では無かったので、一キロ痩せる程度で済んだ。ごはんおいしい。
来年はどんな人達と出逢えるのだろうか。楽しみだと思えるようになったことに、少しは進歩したなぁと思う。


……何か忘れてない?
タイトルにほら、ぱっぴ……

そうだ!!パッピンスだ!!笑

実は講座の最終日に青年部の方々がパッピンスをふるまってくれるのだ。私がパッピンスを初めて食べたのが昨年のこの時で、今回で二度目。
ようやく打ち解けた頃、このパッピンスを食べたらお別れが待っている。

小豆と練乳がほんのり甘くて、もちっとして、ちょっと溶けかけた氷。
一緒にこれを味わったら、もう二度と会えないかもしれない。

そんなほんの少しのほろ苦さが、私の”パッピンス”の味になっている。



灼熱地獄のようだった硫黄山
韓国人の中、精神削って運転したあの日の思ひ出。


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