母に邪険にされた記憶
母にとって私はウザい存在でした。
まだ、母のことを許せない自分に気が付きました。
忘れることのできない母の冷たい目
母はテレビが大好きで、家にいるときは常にテレビが点いていました。
NHKの連続テレビ小説は録画せず、必ずリアルタイムで観ていました。
うっかり話しかけてしまうと、「シーっ!静かにして!」「今忙しいから!」と邪険にされたことを鮮明に覚えています。
明らかに苛立って、私のことを鬱陶しい存在として見た母の目を忘れません。
NHKが嫌いなのは、母が私よりNHKを優先していたからです。
今はチューナーレステレビで堂々と視聴料金を払っていません。
私は母とは違う
連続ドラマに熱中しているときに、猫たちがテレビの音をかき消すほどの大きな声で鳴くことがあります。
キャットホイールで走り始めてしまうと、騒音でとても観ていられません。
猫たちの鳴き声はかわいいです。
キャットホイールで走っている姿もかわいいです。
むしろずっと聞いていたい声、見ていたい姿なので、ドラマの方がどうでもよくなります。
スマホやパソコンを触っているときに、構ってほしさに邪魔してくることもしょっちゅうあります。
が、それがウザいと思ったことなんて一度もありません。
小さいキャパと優先順位
自分が何よりも大事な母は、私と過ごす時間より、優先順位の高いことがたくさんありました。
キャパシティが小さいため、優先順位の低い私との時間はいつも後回しでした。
ドラマを観る時間もですが、男や酒にいつも私は負けていました。
母は正しい生き方をしてきたと思いますが、私は寂しかったし傷つきました。
母の愛情を感じることなく、歪んだ人間になりました。
母に理解してほしい
直接母に「あなたはたくさんの人を傷つけたんだから、天国には行けないね」と言っています。
以前は母に意地悪なことを言ってスッキリしていたのですが、最近は自分も傷つくようになりました。
私の歪みが整ってきたのかもしれません。
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