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土用の丑の日 ドラマの演出に鰻?




「暑さを乗り切るには鰻だ!」



今日、2024年7月24日は土用の丑の日。
今年は特に猛暑が続き、夏バテ防止、スタミナをつけるために「鰻」だ!
と言いたいところであるが、年々、高級になる鰻。
今年も値上がり傾向だ。
タレに使う調味料だって値上げしているから、当然と言えば当然。

鰻の美味しさと量は、値段と比例する。
「安いものでいいか」と妥協すると、後悔することになるのだ。
実は、子供の頃、値段が安い、皮が不味い鰻の記憶が残っていたので、
長い間「鰻は美味しくない、苦手」だった。

社会人になり、出張先の名古屋でお昼に鰻が登場。
「うわっ、苦手なんだよな」と心の中でつぶやく。
しかし、取引先の手前「美味しそう!」と言ってしまった私。
ちなみに、隣にいた上司は私の鰻嫌いを知っている。
恐る恐る口の中に入れる。
「なんだ、この鰻は皮が香ばしい そして身がふっくらしている。これが関西風うなぎか! 」と脳内で感動が止まらない。
思わず「わあ、美味しい」と呟き、上司と目が合うとほっとした表情をしていた(笑)。
「私が昔食べた鰻は何だったんだ!」と長年騙された気分になったと同時に、美味しい鰻との出会いに感謝だ。
以降、その取引先へ行くと決まってランチは「うな重」が出てくるようになった。

ドラマ「きのう何食べた?」の鰻に涙

鰻は「疲れている時+ご褒美飯」の代表メニュー。
日本人にとって認知度が高いスタミナ食だ。
ドラマや映画の食事シーンに鰻が出てくることがある。
条件反射ではないけれど、鰻が出てくるだけで、セリフが無くても背景や意味が何となくわかってしまうのは不思議だ。

テレビ東京 主演:西島秀俊・内野聖陽 ドラマ24 「きのう何食べた?正月スペシャル」
史朗さん(西島秀俊)が勤める弁護士事務所が、あまりの忙しさで疲弊している時、高泉淳子さん演じる所長が、
「今日はお昼、いいもん食べましょう!鰻、うなぎ食べましょう」
と自らに気合いを入れるように話すシーンの後、
別室で会社が倒産した依頼主と「うな重」を食べながら、シロさん(西島秀俊)が励ますように言うセリフが心に染みる。

「うまいものを食べた時に、それをまた一緒に食べたい、食べさせてあげたいと、心の中にいる人間は、何があってもまたやり直せます」

「うな重」が依頼主にとって、人生再生の強い動機付けになる役目を、しっかり果たしていた。

そもそも、何で夏に鰻?

土用の丑の日は昔、夏に鰻が売れないので(鰻の旬は夏ではないので)、販促活動のひとつとして広まったのが、始まりだとか。
鰻屋の広報活動は、鰻がいる限り永遠に続くのた。

↓今年いただいた鰻は3000円 松竹梅の竹。ゴチになる時、真ん中選びがち。

鰻が夏に効く理由

鰻には、様々に栄養が含まれているが、特に注目したいのが、ビタミンB1。
猛暑の夏はどうしても「そうめんのような、さっぱりしているもの」が食べたくなる。
「疲れる,口内炎が出来る,カロリーをとっていないのに太る」
こんな自覚があったら、ビタミンB1不足かもしれない。
鰻と同等のビタミンB1が摂れるのが豚肉。
今日、鰻を食べ損ねたら、とんかつ、生姜焼きなどいがかでしょうか?

鰻、とんかつの栄養

n-3系脂肪酸 (上限2.0g下限0.6g)
皮膚の健康維持を助ける栄養素

ビタミンA(600μg 23 μg)
夜間の視力の維持を助ける栄養素、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素

ビタミンE(150mg1.89mg)
抗酸化作用により、体内の脂質を酸化から守り、細胞の健康維持を助ける栄養素

★ビタミンB1(25mg0.36mg)
炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素

ビタミンB2(12mg0.42mg)
パントテン酸(30mg1.44mg)
ビオチン(500μg15μg)
皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素

ビタミンB12(60μg0.72μg)
赤血球の形成を助ける栄養素





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