行程卡が曲者
「行程卡」
正式名称は<通信大数据行程卡>である。
何をしてくれるアプリであるかと言えば、
中国の携帯電話会社の基地局電波のうち4時間以上滞在した場所で、
過去14日間にいた場所を表示してくれるアプリとなっている。
なお、中国では細かくコロナの中リスク及び高リスク地域が決められており、その地域にいなくても、同じ市にいただけで都市名の頭に「*」がつく様になる。
「*」がつくと、公共交通機関もホテルも対応が厳しくなり、使用した公共交通機関の経路やPCRの陰性証明を求められる事がある。
なお、日本では同じ事をすれば個人情報保護の観点から完膚なきまでに非難されるが、ここは中国である。
また、健康码と同時に掲示が求められる事もあり、大変面倒である。
だが、このおかげで中国国内ではコロナと一線を引いており、通常通り外食や宴会等が行われている。
もし、1歩でも中高リスク地域に行けば、出勤や通学の停止、PCRの受検、はたまた隔離が待っている。
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