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よい英語コーチを見つける方法

世の中に英語コーチングスクールが増えるとともに、英語コーチを名乗る方もかなり増えました。
一方で、残念ながら、英語コーチを名乗る方の中にもその「技量」にはかなり差があることが垣間見られるようなケースも増えてきました。

例えば、先日体験英語コーチングを受講しに来てくれた方は、個人の英語コーチの下で3か月間しっかり学習したのに全然成果がでなかったというお悩みでいらっしゃった方でした。

そのコーチの方から提示された学習メニューについてお話を伺って、率直なところいろいろとツッコミどころが多く、何とも言えない気持ちになりました。

世の中にはもちろんとてもいい英語コーチも多いと思うのですが、一部の残念なコーチの方たちの指導で残念な結果になってしまう人が少しでも減るといいなと思い、今日は「良い英語コーチを見つける方法」について記事にしてみることにしました。

1.実績を聞こう!

英語コーチに限らないと思うのですが、どんなことでもお願いするならできれば成功確率が高い人にお願いしたいものではないでしょうか?
わかりやすいのは、手術をするときのお医者さんなどです。
新人の医師に執刀をお願いしたい方はほとんどいらっしゃらないはずです。

英語コーチも同じです。
私自身、率直に言うと、かつて英語コーチングスクールに勤務していたころ、新人時代に担当した最初の生徒さんにはいろいろと反省すべき点も多くあります。
経験を積むほど、英語コーチとしてのスキルも当然ながら上がっていきます。
それは私だけではなく皆さん同じはずです。失敗から学ぶのが人ですから。

一方、実績と言っても、開業してから年数が長いことがいいこととは限りません。
生徒が多ければいいというものでもないのです。

聞いてほしいのは「成果」です。
例えば、TOEIC目的の方なら、こんな感じの質問をするのです。

「3か月間で皆さん何点くらいスコアアップされてますか?」
「過去にスコアアップした方で最高どのくらいのスコアアップをした実績がありますか?」
「現在の自分と同じくらいのスコア(例:700点)から学習して、目標スコア(例:800点)まで達成した事例はどのくらいありますか?」
「過去に成果がでなかった事例はありますか?その場合の原因はなんですか?」

こういう質問に対して納得のいく回答がもらえるのかどうか。
そういうところから判断しましょう。

あと、スクールによって、TOEICであれば「得意なスコア帯」は基本的に多少はあるはずです。
例えば私自身なら、500点以上がメインの層で、特に700点前後→800点以上のスコアアップが得意です。
一方、300-400点台が得意なコーチも多いです。

この辺りもしっかり確認した方が、後悔する結果になる可能性は低くなるはずです。

以上、TOEICを例にしてお伝えしましたが、ビジネス英語などでも同じです。
妥協せず、細かく実績を確認していきましょう。

2.今のあなたがどういう状況で何をやる必要があるかを聞いてみよう!

現在のあなたのお悩みや目標達成と同じような内容でのコーチングでの成功実績が多数ある方であればそれほど問題はないはずですが、さらに確信を高めるためにしてほしい質問があります。
それは、「あなたの英語力に関する診断結果と処方箋を教えてもらう」ということです。

納得いく診断結果か、その処方箋も妥当なものなのか。
相手がお医者さんなら妥協せず確認しますよね?
英語でもその気概で確認してほしいです。

その際、「リスニングの勉強をやるといいですね」とか「単語の勉強をやるといいですよ」みたいなザックリしたアドバイスだけではだめですよ!
もっと細かいところを確認していきましょう。

例えば、こんな感じです。

「単語はTOEIC600点レベルはかなり覚えているようですが700点レベルは知らないものが多いようなので、700点~800点レベルの単語を覚える必要があります。リスニングはパート3・4のスコアを伸ばすためには本質的なリスニング力を伸ばす必要があるので、シャドーイングのような声に出すトレーニングをしたほうがいいでしょう。リーディングパートは、パート5・6で解くのに時間がかかっているので、時間を短縮するためにパート5を1問20秒で解くトレーニングをするといいです。加えて、リーディングは、現在100WPM程度のため最後まで解き終わる読解速度がないため、スピードアップしていくトレーニングも行うとよいでしょう」

例え体験英語コーチングであっても、せめてこの程度のアドバイスはもらいましょう。
実際にコーチングが始まって、「思ってたのと違った!」とならないようにするためには、あらかじめできるだけ細かく確認し、その言ってる内容に矛盾がなく納得感があるかをしっかり確認していく必要があります。
あなたの貴重なお金と時間を投入するのだから、ここで妥協はしない方がいいです!

3.このコーチにお願いしたい!と思えるか

上記の1・2をクリアしたコーチであれば、もうどなたを選んでも問題ないと思います!
しかし、幸運にも、そういうコーチに複数お会いしたのであれば、最後は「相性」で決めてしまっていいと思います。

英語コーチングでは、数か月間、コーチと毎日のように連絡を取り合いながら二人三脚で学習を進めて行くことになります。
だからこそ、他でもない「あなた」が、「この人にお願いしたい!」と思えるような方を選ぶのが、結局は良い選択になるはずです。

私自身、自分の英語コーチングのスキルには絶対的な自信を持っているものの、だからと言って万人に選ばれるとは全く思っていないのも、最終的にはここに理由があります。

以上、良い英語コーチの選び方について記事にしてみました。
参考になれば幸いです。
あなたがよい英語コーチとの出会いがあるよう願っています!

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