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経営者の「顔」が見える求人広告。

以前、名古屋本社の企業で、福岡に営業所を立ち上げ、新規事業を進めるのに営業職を採用したい、というオーダーをいただきました。

社長インタビューでは通常、どんな想いで経営をしているか、どんな人材を採用したいか、などを聞くのですが、このときは社長の経歴が異色だったこと(夜の世界から転身された方でした)もあり、濃い内容の話で盛り上がったのを覚えています。

この社長は社員のことを本当に大事に想っており、悩みがあればとことん相談にのる兄貴肌の方だったので、その想いや人柄を前面に出した求人広告をつくつことを提案。おおむね私の意見を受け入れてくれて、無事に8名ほどのスターティングメンバーを集めることができました。

私は15年以上、求人広告の制作に携わっていますが、給与や休日などの条件(衛生要因ともいいます)も大事ですが、最終的には「誰と働くか」が非常に大事だと考えています。

「うちの会社は特長がないから…」とおっしゃる企業様もいらっしゃいますが、そこでがんばっている社員の方々がいる以上、なにかしら魅力があるはずです。そして差別化のポイントとして大きなのは、やっぱり経営者や上司、仲間のパーソナリティなのです。

ただ、一般的な求人広告では、文字数などの関係もあり、すべての魅力を伝えきることはむずかしい。ですので、noteを含め、ブログメディアなどを活用して企業の日常風景を伝えたり、どんな気持ちでみんなが働いているかを語ってもらったり、そういう地道な活動が結果的に実を結びます。

noteなどは無料で情報提供できますから、コストもかからず、手間をかける意志があるかどうかです。もちろん、noteなどを利用したからといって、すぐに成果が出るとはいいません。しかし長期的にみて、人材の採用や定着・活躍に寄与することは、間違いないと思っています。

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