グループディスカッションの肝は2つ！【就活作戦会議室】
最近新卒の方のGD（グループディスカッション）を見る機会がたびたびあります。
「頑張ってるな〜」としみじみしたり
「この子みんなを仕切るの上手だな〜」と尊敬したりする場面もある一方で
「なんだかな〜，私だったら一緒に働きたいとは思わないかな〜」と正直思ってしまう場面もあります。
でも，思うだけではよくないと思うし
私の担当学生には「この子と働きたいな！」と，たくさんの企業の人に思ってもらいたい！
なので今日は，ありがたいことに就活を頑張ってたくさんの企業さんからオファーをもらい，今は新卒の就活支援をこじんまりとしている私から
少しでも力になればいいな〜と思い
GDの本質と極意について，まとめさせてもらいました。
ぜひお力になれればうれしいです。
企業にとってGDとは
企業にとってGDとは，企業に入社してからチームの中での企画場面でどんな振る舞いをする子なのかチェックするための選考手法ではないかと考えています。
①一緒に働きたくない子の足切り
②一緒に働いたら企画場面で活躍してくれそうな子を見つける
いろんな企業の人事さんと関わる中で①②の順にこの２つの意味合いが強いのではないかと思いました。
①一緒に働きたくない子の足切り
人事も人ですから，性格がよくないな，って思う子とは一緒に働きたくないですよね。
じゃあ逆に会社が求めるのはどんな子か？と調べてみたところ
どの会社であれ「積極性」と「柔軟性」が大事ということでした。
逆に言えば，厳しい言い方にはなりますが，積極性もなく柔軟性もない子は誰も一緒に働きたくない，ということになります。
だから，この２つがない，と思われるような以下のNG行動には気をつけましょう。
・発言しない，黙っている
・他の参加者を差し置いて発言する
・発言していない子に話が回せない
・一方的に否定する
・他の人の発言を無視する
・自分は何もせず口出しばかりする
これはNGです！「これをしない」ということだけは気をつけましょう。
②一緒に働いたら企画場面で活躍してくれそうな子を見つける
GDしている最中に営業にいこう！採用にいこう！など実際に足を動かす場面ってないじゃないですか。
GD中にやることって，実際にやるかわからない新しいサービスを立案するディスカッションだったり，概念の定義づけだったり。
会社に入ったら実際に営業かけたり形にする前の企画・設計段階でやることですよね。
営業でもどんな人に売ろうか，など営業かける前に考えるし，
人事でもどんな人を採用したいか，ならどのようなサービスを使おうかと考えるし，
どの職種でも，この「企画場面」というのは大事になります。
その「企画場面」で何が必要かってなると
一言にまとめるのだとしたら，私は
「マーケティング」
ではないかと思います。
マーケティングの段階では実際に売れるかわからない商品を売るためにいろんな材料を使って考えます。
まず，定義づけをしたり，ペルソナ設定をするのは，マーケティングの基本であり前提です。
それから，３C分析をして差別化と強みを考えたり，４Pを明確にしたり，ペルソナを元にカスタマージャーニーを作ったり。
GDでは思考力が大事と言われますが，
基本の型としてマーケティングの知識を持っておくと，
思考が楽になって，今までロジカルシンキング苦手！と思っていた人も一気にできるようになりますよ。
私はそうでした☺️
以上の
①一緒に働きたくない子の足切り
②一緒に働いたら企画場面で活躍してくれそうな子を見つける
を意識した行動をすれば，GDはバッチリです。
「人として素敵な」自分の魅力をアピールしよう
でも，やっぱり
①は人として素敵か，をみられているし
②は仕事で活躍できそうか，をみられています。
そして最初も述べたように①の方が重要です。
素直な子，自分で動く子，いろんな考えに柔軟で自分の軸をしっかり持ったしなやかな子，というのは
いろんな考えを取り入れ成長していけるので，必然的に②も伸びてきます。
やっぱり，人として素敵であること，は何よりも大切。
そしてそんな自分の魅力をアピールできること，もとっても大事。
そのために，
挨拶をしっかりする
笑顔でいる
大きな声ではきはきと話す
周りに気を配る
このような行動もちゃんとしながら，自分の素敵さをアピールできたら，選択肢も広がり，自分らしい幸せが見つかるのではないでしょうか。
就活生のみなさん，ぜひ，今日も頑張ってきてください！
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