2019夏・秋版ルーヴル攻略(初心者向け)

前置き

先日行ってきてえらい目にあったので、これから(特にこの夏)行く人の役に立てればと、備忘録的に書きます。あんまり調べてないんで推測なんですが、多分テロ警戒+改修でここ数年で大幅に状況が変わり、ネットの特に日本語情報(英語も?)も追いついてない部分があると思うので、数年振りに行くぞ〜〜って人も公式を見てからいくことをおすすめします。(見なかったやつ)あんまり計画的じゃ無い人向けです。

〜入場〜

ハイシーズンに行く人はチケットは絶対に予約することをすすめる

・私はパリミュージアムパスを買って回ったんですが、結果的に言うと夏に買うのはおすすめしません。何故なら混みすぎてあらゆるところで待たされ(ヴェルサイユは二時間ぐらい)、なおかつヴェルサイユの庭(通らないとトリアノンに行くのが面倒、正直庭の方が宮殿より好き)等微妙に含まれてないものがあったり(これは仕方ないが)何より今年は予約チケットがなければルーヴルには入れない事態が発生しているからです。(仏語ニュースhttp://www.leparisien.fr/culture-loisirs/le-louvre-victime-de-son-succes-les-touristes-refoules-a-l-entree-ne-comprennent-pas-29-07-2019-8125761.php)

・熱波の中、夜間開館を狙ってのこのこ17時ぐらいに行ったら今日はもうチケット売り切れのためパスじゃ入れないと言われる。まず馬鹿広いルーヴルのチケットが売り切れると思ってなかったのでびっくりしましたね。まあ奥の手でその場でチケットを買えないこともないんですが、効力が疑問だったのでやめました。受付のお姉さんにカタコトフランス語と英語混ぜて聞いたら、入りたいなら朝に来いとのこと。お姉さんは11時には売り切れると言ってましたが、ツイッターで調べると直近で9時でダメだったと呟いてる人もいました。

・翌日、8時ぐらいにピラミッド(予約じゃないチケットはここ?)前に行くとすでに列が。でもまあ普通に並べました。結局入れたのは9時半ぐらいだったと思いますが、後ろの列は長くピラミッドの噴水?の後ろの方まで伸びてました。やっぱり朝で打ち切りっぽかったです。ちなみにこの日の気温は40度代でした。まあ、早めに予約しよう。

〜荷物〜

・入り口で荷物検査されます。パリの観光地によっては一定サイズ(55 x 35 x 20 cm ?)以上のリュック等は弾かれたりするので注意。それ以上の人も通ってた気もするけど…ルーヴルは入り口まではいいのか?感覚、アメリカよりゆるい(大丈夫か?)

・はじめに入ってからpaulや飲食店があるところの裏にあるコインロッカーに荷物を預けとくと楽です。私は忘れて途中で預けました。なんせルーヴルは広大なので荷物は少ない方がいいです。無料コインロッカーは4桁の暗証番号式で、安全性はわかりませんがやたら持ち歩くよりはいいかもしれません?見た目安全そうです。個人的にはハードモードルーヴルにリスクを犯してスリに来る人がどれだけいるのかきになるんですが…

〜補給編〜

・ルーヴルの中は冷房が効いているので外が何度でも大丈夫です。ただし微妙に効いてない部屋もあります。あと歩き回ると暑い。

・ピラミッド下のホールで水や軽い食べ物は手に入ります。ゲートの奥にカフェもありますが当然混んでて入れなかった。ミュージアムショップはホールから出口方面にあります。

・ルーヴルの中は混んではいるものの籠城戦みたいになってたヴェルサイユと比べるとそこまでではありません。局地的にモナリザの建物だけ混んでます。

こっから重要〜館内移動〜

・現在、ジョコンド(モナリザ)の工事による移動と改修工事自体のためにルーヴルがダンジョンみたいになってます。新宿駅より広くてわけわからん。とはいえルールを分かっておけば多分大丈夫でしょう。情弱な私は知らず失敗したので、書いておきます。

・前提として、ルーヴルの建物はリュシリュー、ドノン、シュリー翼の三つに分かれます。出入り口も複数あります。ピラミッド下の広場から、それぞれの翼に入るゲートがあり、そこでチケットを見せて毎回くぐる必要があります。

・2019年夏現在、以前は無制限だったらしいこのゲートの出入り(展示室と飲食可なホール間、つまり館内)が三回までに制限されたそうです。

・モナリザは現在リュシリュー翼にあります。本来リュシリュー翼とシュリー翼はつながっているのですが、工事等の影響により分断され、シュリーからリュシリューの一部に行くためには一回ゲートをでなければなりません。ここで三回のうち一回が強制的に消費されるのです。

・さらにリュシリュー翼は人が殺到し入場制限がかかっているので、そのゲート前で並びます。まあこの列は十数分で突破できますが、その後も延々エスカレーター前で並ばされ、モナリザ目当ての観光客を皮肉るシニカルなアメリカ人観光客の会話を聞かされたりします。エスカレーターを登り切るとモナリザのある部屋の前でまた長蛇の列ができます。モナリザを切って他の作品だけ見るか〜とか思って、ここで左(モナリザ側)に行くと大変でした。ここでも左ゾーンと右ゾーンが分断されています。案内員の人が複数人いるんですが、聞いてもいまいちわからずうろうろして結局階段を降りて見た挙句またエスカレーターに並んで右に行きました。フランドル絵画とモナリザを捨ててもいい人は右に行った方がいい。

・つまり何が言いたいかと言うと、案内員の人も言ってましたが、リュシリュー以外を見切ってからリュシリューに突入すべきです。あとなるべくご飯食べてから1回目にゲートに入るといいね。モナリザ最優先なら先にリュシリューに行くのもアリだと思います。ただ、元からダンジョンなルーヴルの中でもさらにダンジョン。ダンジョン探索が好きな人はマップを叩き込んでから行くと楽しいんじゃないかな?

・5ユーロ?で3DSのオーディオガイドが借りれて現在位置に飛んだり便利でもあるんですがXLだかLLで重いのでスマホに事前にアプリインストールしておくのをおすすめします。ただ3DSの案内がないと簡易すぎる館内で手に入るマップではどこに何があるのか分からず、攻略は難しい気もする。オーディオガイドは思ったより数が少なかったんですが、ルネッサンスあたりの宮殿を再現した部屋とかガイド聞かないと分からなかったりします。

・ルーヴルの簡易なマップはLOUVRE MAP とかLOUVRE CARTEとか日本語でググればでそう

・ルーヴル公式サイト(https://www.louvre.fr/horaires-tarifs-acces/ouverture-des-salles#tabs)で閉室状況がわかりますが、曜日ごとに閉まる部屋もあるらしいので注意。

以上、殴り書きですが他に思い出したら書きます。

〜そもそもハイシーズンのルーヴル(+ヴェルサイユ)はおすすめしない〜

個人的にオススメなのはサン・シャペルとプチパレです。前者も朝行かないとキツそうですが、後者は割合空いてるんじゃ無いでしょうか?パリ市の美術館なので常設はしかも無料、近代の宮殿を歩き回れます。サクレ・クールの展望台もよかった。

それでもルーヴルに行きたい人は強く予約をすすめる。海外旅行の基本だけど、油断してました。ちなみにミュージアムパス は今回は元取れなかったけど月曜に来て週末に帰る人はNavigoの1semaine買った方がいいと思います。シャルルドゴールのRER乗り場前の窓口で並ぶけど買えるよ。そして券売機では買えないよ。写真がいるので日本から証明写真持ってくといいかも。地下鉄も工事で不通が多いから注意してね!空港行きも途中までない日(2019/8/18?)とかあるらしいよ!

パリの熱波ももう落ち着くかもしれないし、ジョコンドの工事も秋には終わる(https://www.louvre.fr/les-chantiers-de-travaux-en-2019)らしいのでこの記事の賞味期限も短いんですが、その間行く人が見てくれるといいね。

フランス語読める人にはこのサイトが網羅的なのでおすすめです。https://www.lasourisglobe-trotteuse.fr/conseils-pratiques-musee-louvre-a-paris/



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