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5 years
デヴィッド・ボウイーの曲に「5 years」というのがあります。地球という星の生命が残り5年間しかないとわかったとき、目にするものすべてが愛おしく思えるという物語です。
自分の人生の終わりを自覚したとき、人はものごとの捉え方が変わるのでしょう。ボウイーの曲はさらにこの地球上の生命すべての終わりに直面した時の心情を唄っています。
僕の人生はコレまでずっと、働くこと仕事に対して思い悩むことばかりでした。今でもそうです。学校を卒業してからの大部分は働くことに時間を費やしてきました。今さらそんな人生を悔いるわけではありません。むしろそんな人生だからこそ味わえることもありました。
そして、僕の生命の残りは年齢的にせいぜい10年か20年。大病でもすればもっと短いでしょう。その中で働けるのは5年か10年でしょうか。だとしたら残りの時間をどう生きるのか。もう考えなければいけないような気がします。
人生が終わったら、死んだらどうなるのでしょうか。何もないのでしょうか。この人生でやり残したことを、引き続きやることはできないのでしょうか──。
そんなことを考えてもしかたありませんね。誰もその答えを持っていないのだから。
残りの人生は、自分のやりたいこと、心が向くことに歩み続けたい。生きとし生けるもの、すべてのモノやコトに心を寄せて、穏やかに生きたい。
そうするためにはどうしたらいいのでしょうか。
それはおそらく単純なことなのだと思います。自分でそう思えばいいのでしょう。こうあらねばならない、という束縛から自分自身を解放すればいいのだと思います。
残りの人生はそんな束縛との対峙になるのかな。
それはそれで葛藤を生みますね、きっと…。
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