競馬場の廃人 4万ベット編
森 「9月1日で今年のデカイ新潟千直はひとまず休みっす。ウインズに集まりましょう」
神の一声で会合が決まった。
あっさじーんさんは日曜は出勤日であるため、休暇申請が必要だ。
彼の職場では日曜に出勤したい人などいなかったようだが、上司の雲隠れや同僚のスルーなどの反り立つ壁を気合で乗り越え、パワープレイで無理やり休みにしてくれたのだ。
彼がここまで気合を入れてくれたのなら皆も応えなければならない。我々も気合で休暇を取って参戦することにした。
2019年9月1日 12時30分
この日のメンバーは、新潟千直の専業 森先生、公営ギャンブル超純黒の長い夢、競馬パチスロ麻雀超純黒の平沢先生、人生超純赤あっさじーん、私の5人だ。
新宿の老舗中華料理店「達磨」に集合した我々は、各々ビールや炒飯などを注文し、片っ端から胃に詰め込んだ。
達磨という店は、内装はアレだが料理はとても旨いものが多く、食事時はいつも混雑している。特に炒飯が絶品なのだ。
いつもの通り金のないあっさじーんさんは「僕は水でいいです」と言い食事を摂ろうしないでいた。
ここから先は
3,272字
/
9画像
¥ 200
このノートがあなたにとって有意義なものであったらとても幸いです。