歳を重ねること

もうすぐ26歳になる。

20歳を過ぎた頃から、誕生日が来るのが嬉しい反面、また歳をとってしまうのか、と少し悲しい気持ちを感じるようになっていた。

しかし何故か今年は誕生日を前にしてもそんな気持ちにならない。純粋に誕生日が来るのが嬉しい。

何故なのか、しばらく考えてみたのだけど、これにはきっと2つの理由がある。

1つ目に、私よりも年上の憧れの人が楽しそうに人生を歩んでくれているから。

こうありたい、と思う人が常に自分の先で素敵な歳の重ね方をしてくれている。

私の憧れの人はライターの夏生さえりさんだ。
彼女は常にハッピーな状態でいるわけではないけど、だからこそ自分の機嫌の取り方を知っていて、できるだけ自分を楽しもうとしている。そしてそれを発信してくれている。
その姿をみていると、私もこの人のように楽しく歳を重ねていきたいと思うのだ。
そして、歳をとることは悲しいことじゃないんだと自然に思うようになった。

そしてもう1つの理由は、好きな人と一緒に歳をかさねていけるから。
友達や家族、尊敬する先輩など今までも人に恵まれてきたけれど、今年将来を考えられる恋人に出会うことができた。
この人と一緒にいろんな経験をこれからどんどん重ねていけるのだと思うと、歳を重ねることが怖くなくなった。
自分が歳をとれば相手も歳をとるし、なんだかそれが愛おしいなと思うのだ。

自分の先を歩んでくれている憧れの人、
自分と一緒に歩んでくれる恋人、
その2人がいれば私は怖がらずに歩いていける。

26歳はどんな歳になるのだろうか。
きっと楽しいことも辛いこともあるだろうけど
下を向かずに前へ歩んでいきたい。