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読書記録 「トラペジウム」

最近私は日本のアイドルというものに初めて興味をもちました。
今まで何となくこの人はこのグループだよねとかは知ってたけれども、推したことはありません。

私の彼氏は元は乃木坂が好きで、今は追ってないけれどメンバーの名前やキャラクター、曲はなんとなく知っていました。
バナナマンが好きというのもあり、「乃木坂工事中」という番組を見ました。

山下美月ちゃんは元々テレビで見ていて、可愛いなぁて思ってたので何となく見ていたらどんどんはまり、この女の子たちのかわいさに夢中でした。

私が読書好きてのもあり、この中に小説書いてる子がいるよと聞いたのは衝撃でした。

「トラペジウム」

意味もわからない言葉でしたが、アイドルが描くアイドルに興味がわきました。

感想としては
私は正直この主人公に終始、好感は抱いていませんでした。自分の夢のために友達を利用しているように感じる、自分の夢のために周りをとことん利用して大切にしていないように感じる、というのが理由です。

読み終わってみて  自分の夢を強く持っていることには価値があるのだと感じました。私は就活をする中で、これはやりたかったことでは無いとはわかっていました。仕事が欲しいから就活してるんです。
昔からの夢は検察事務官か裁判官になることでした。そのために法律も学びました。
でも勉強からは逃げました。昔からの夢より、大好きな人との生活を掴む方がしあわせだとおもったのです。後悔はしてません。だって私の新しい夢のために動いたのですから。
この本の主人公は夢への推進力、パワーをすごく感じます。夢のために動き、将来を考えた行動を心がける。そのエネルギーは美しいです。
その過程でできる友も美しいものです。この人生だからこそ出会えたことだから。
夢をつかもうとする主人公は凄いし、私には無いものを沢山持ってる。客観してる私にはその過程には文句がある部分はでてきたし、好きにはなれないなぁと思っていたけれど、本人にはその我武者羅さがかけがえのないものなのですね。

小説家の第1作目は本人の経験などが出やすいと聞いたことがあります。高山さんがどんな人生を送ってきたかわかりませんが、どんな目で世の中を見ているかは感じました。

偉そうに色々書いてますが、私が心で感じたことを忘れないために書きました。
本は読む事に感じることも考えることも変わると思っています。
この作品もたくさんの人な様々な考えを与え、それを変化させていきますように。

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