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◆どら焼き備忘録 ~まえがき~

どら焼きにハマった。
数年前に愛媛県の畑田本舗さんで販売されている【どら一】の塩バターを食べて以来じわじわとどら焼きに対する自分の中の評価が勝手に上昇傾向だったのだが、シャトレーゼのバターどら焼きや六花亭のどら焼きを経て、最近ドラ●もんすら生ぬるく思えるレベルで毎日のようにどら焼きを食べている。

若い頃は、チーズケーキ原理主義の生クリーム崇拝者だった。
和菓子など、おじい おばあの食べ物だと思っていたのである。
しかしここ数年、あんこの持つ多様性に驚かされる機会が一気に増えてきた。
誤解を恐れず敢えて乱暴に言うならば、豆を茹でて砂糖を入れてぶっ潰しただけのあの物体が、作り手によってあれほどの違いを見せようとは思ってもみなかったのだ。

【どら一】によって開きかけた美味しいどら焼きを探す旅の扉は、六花亭の【ご容赦 どら焼き】によって完全に開かれた。
あんこだけでもこれだけ多様な表情を見せるならば、小麦粉に砂糖やらハチミツやら卵やらを混ぜていい感じに焼いたあの生地も、作り手によって大層変わるに違いない。
そう気づいたら、もう手当たり次第にどら焼きを食べてみたい衝動に歯止めが効かなくなってしまった。

実はこのNoteを始める前に、もう15個ほどの手の届く範囲にあるどら焼きを食べ、手書きのノートに感想を記してあるのだが、まさかこんなに続くとは思っていなかったので、手書きするのが面倒になってNoteに記していくことに決めた。

わざわざ手書きで書かれたどら焼き備忘録

ちなみにわたしは北海道のくそど田舎に住んでいるため、どら焼きを売っているガチの和菓子屋などは近隣に数えるほどしかない。
なので、どうしても最初はスーパーやコンビニメインになっていく。そのあとは大手スイーツメーカーのやつになるだろう。
できるだけ遠出したりお取り寄せしたりして遠方の美味しい和菓子屋さんの唯一無二の味などにも触れてみたいのだが、何しろ雪が降ったら道が凍るので遠出など言語道断、あと別に裕福でもないのでそうそう簡単に送料バカ高のお取り寄せもできない。
Noteに記していこう!と今思いつくまでは画像を保存しておこうとも思わなかった自分が呪わしいけれど、既に食べてしまったが画像がないため今はちょっとアップできない『あんざい』や『足立音衛門』や『畑田本舗』は仕方がないのでもう一回買いに行って次こそはしっかり味と共に画像も記録しておくことをここに誓おうと思う。

あくまでこれは備忘録であり、わたし個人の感想を率直に記す場になるので、同じものを食べてもまったく違う感想を持たれる方もいらっしゃることと思うが、もし、こんなおばさんの独り言に目を留めて下さった物好きさんがいらっしゃったら、とりあえず広い心で受け止めて頂けたら幸いです。
百人いたら百通りの感想があったっていいはずなんだ。

あとあれ。
すぐに買えるかはわからないけれど、こういうのやってると通りすがりの優しい人が世にもうめえどら焼きのお取り寄せ先を教えてくれるかも知れない。そんなヨコシマな気持ちも少なからずあり。

とりあえず、わたしにとっての『ラフテル』は、浅草の【亀十】さんです。
いつか行ってみたい。

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