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ノートワークしよ~エンパスさんの処方箋12~


内観とは、自分で自分の内側をみつめる、気持ち、考えを内省すること。自分の意識を観察することを言います。

内観するには、客観的に自分を眺め観察するという視点が重要ですが、自分の頭の中、心の中を一旦、外に出す、書きだすことで俯瞰してみることができるので、ノートワークが効果的です。


ノートで内観するとってもいいメリット

自分と感情が一体化したまま、混乱したまま行動してしまうと、その混乱が拡がってしまうことになります。
例えば、怒りを感じた時、怒りに身体が乗っ取られている状態で、その怒りにまかせ暴言を吐いたり、暴れたりしたら、その自分が発したものが拡大してしまうことは容易に想像できますよね?!

できるなら、怒りを感じた時、一旦置いておく、一呼吸置いてみる。怒りが収まるまでは行動しない。そして怒りが少し収まった時に、冷静に自分を眺めてみる⇒対応する

怒りなど情動的な感情が湧きあがった時は、なおのこと内観するなんて、とても難しいですよね。
日頃からノートに書きだすということをしていると、突発的なことが起きた時も、対処できるようになります。


ノートに「なぜ自分はこう思ったのか」というのを書いてみると、その時は分からなかった自分の思いを振り返り、分析することで、本音が見えてきたりします。自分の本当の思いが分かるようになると、そこに自分と客観的な自分に距離が出来て、俯瞰して自分を眺めることができるようになってきます。
その視点に立てると、ニュートラルな視点に立つことになるので、次の展開を意図的に新たに生み出すことができるようになります。



エンパスさんの処方箋12
ノートワーク


ノートワークのやり方

ノートワークといっても、厳密なルールがあるわけではありません。
唯一のルールは

「このノートには何を書いてもいい!」

ということ。
これを自分に許可してスタートします。簡単でしょ?!


①何でもノート


誰にも見せない、読まれたりしない、自分が読み返すこともしなくていい。
だから、正直に今感じていること、頭の中のおしゃべりをとにかく書きまくります。
出てくることは全部、字が汚くてもぐちゃぐちゃでもいい。とにかく書く。罵詈雑言、悪口、嘆き、怒り、何を書いてもOK。ブレインデトックス効果もありますね。

こんなこと言って、こんなこと書いていいのかな?なんて、誰も読まない自分だけのノートにも関わらず書けないという方もいらっしゃいます。
日頃どれだけ、あれは言っちゃいけない、こんな風に思ってはいけない等、自分に制限をかけているかがわかりますよね。

昔、良い言葉を使いましょうとか、ネガティブな言葉は使ってはいけない、思ってはいけないみたいな、スピや願望実現神話にあった勘違い。

自分の中で生まれたものは、どんなものでもまず認めるということが第一歩です。
思ってしまっているのに、蓋をして、なかったことにしても無くなるわけはなく、そこにあるわけなので、あなたの中からは消えません。
私はこれが自己否定の始まりだと思います。
まずは、自分が感じていることをそのまま認めてみましょう。

人には言えないことほど、ちゃんと自分が聞いてあげる。
大それた願いとか、人には恥ずかしくて言えないってことも、ノートに書いて自分の気持ちを認めていきます

ノートワークは、究極の自己受容だと思います。
ノートで自分と対話して、私が感じたことをすべて認めていく。簡単で誰でもできる、最高のツールですよね!


②モーニングページ


何でもノートのブレインデトックス効果に近いワークです。参考にご紹介します。
私は続かなかった。。。興味のある方は試しにやってみてください。

朝起きて、何かする前にまずノートに3ページ書きます。出てくるまま考えずにただただ書きます。3ページって意外と書けないものです。
(参考文献)
ジュリア・キャメロン著『ずっとやりたかったことを、やりなさい

頭の中の余計な雑念をすべて吐き出してしまうという意図があるようです。


③心が動いたこと、ときめきメモノート


何でもノートとは別に用意できるといいかなと思います。

出かけた場所、旅行先の写真、美味しかった料理、友達と話した面白かった話、読んで良かった本の抜粋、今日嬉しかったこと、ときめいたことetc…

自分の心が動いたことを書きとめたり、メモや写真を貼ったりして
振り返って読んで楽しい、テンションが上がるなぁ~と感じられるものを集めたノートです。
書いているだけで楽しいですし、時々読み返すと、そうだこんなこと思っていたな等思いだすことができ、思いがけない発見があります。

現実化ノートとしても使えると思います。
楽しかったことを書きながら、次にはどうしたい、こんな望みが出たなど書いておくのもGood!


④内観ノート


自分の考え、思い、心の状態を観察するために書きます。
自己対話するノートです。何でもノートと一緒にしても大丈夫です。
「〇〇と感じたけれど、どうしてそう思ったの?」「あの時、なんとなく違和感を感じたよね?それは何?」「なんであんなことしてしまったのかな~」

自分に質問して答える自己対話ですが、答えは出なくてもいいのです。その答えが絶対でもなければ、その通りに行動しなければいけないわけではありません。

の自分の心の状態を把握すること。そしてそれを俯瞰してみるにはどんな視点で立つことが出きるかを模索します。ノートで自分を振り返る癖をつけていくと、日常生活の中でも俯瞰するという視点にすぐに立てるようになってきますので、メタ認知するいい訓練にもなるかと思います。

メタ認知(metacognition)とは、アメリカの心理学者ジョン・H・フラベル氏が定義した心理学用語で、「自分が認知(考えている・感じている)していることを客観的に把握すること」を意味します。自分自身を超越した場所から客観的に見ることに加えて、自分自身をコントロールでき、冷静な判断や行動ができる能力までを含めて、メタ認知能力と呼ばれています。

Google AI

ノートに自分の思いを書いていると、ふと自分が思ってもみなかったことを書き出したり、得たいと思っていたヒントが出てきたりすることがあります。
これは「手」を動かすことで、身体を媒体にしているので、自分の内なる真我、叡智が引き出される行為になります。

ですので、PCに書いたり、スマホに書いたりする以外に、手を動かしてノートに書くことを是非行ってみてください。
手を使うということは、パソコンで文字を打つ数十倍の脳の神経を使うことになります。
また勉強する際、書くという動作を行うことで記憶の定着が良くなるので、暗記したり、理解度が高まるそうです。
そして日本語は、漢字、ひらがな、カタカナと多くの文字を駆使して言語を組み立てていて、脳の使い方が複雑で特殊だと云われています。
書くっていう作業は、本当に深いなあと思います。

私は、ブログなど長文はPCで書いていますが、内観ワークはノートに書いています。はやり、違うんですよね。そういう時間は大切にしたいと思っています。




私にとってノートは親友です。
何かあったらノートに書いて、話を聞いてもらう。心に抱えきれないこともノートに吐き出して受け止めてもらう。ノートに書けばとりあえずOK。心がほっと落ち着きます。そんな存在です。

是非、自分なりのノートとの付き合い方、向き合い方を見つけてみてください。


今日もありがとうございました🌻





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