えほん定食

絵本製作者。原画から製本までトータルに行っています。2001年に「絵本の作り方」の指導…

えほん定食

絵本製作者。原画から製本までトータルに行っています。2001年に「絵本の作り方」の指導を受け、絵本を作り始めました。小さな頃から読むことが大好きだった絵本を、「作る」ことがいつのまにかライフワークに……。2021年11月、渋谷○○書店に「えほん定食」として棚を開設。

マガジン

  • 茄子オイル揚げの4コマ漫画

    えほん定食とは別に「茄子オイル揚げ」という名義で4コマ漫画を描いています。投稿するものは基本的には新作ですが、以前描いたものも入るかもしれません。 ご覧いただけると嬉しいです。

  • 製作ノート

    えほん製作にまつわるあれこれを書き止めておこうと思います。製作後記のような感じで。

ストア

  • 商品の画像

    流しの毎日(☆)

    流しのギター弾きが主人公です。ひとはガイコツになったら、ジェンダーやルッキズムから解放されるんでしょうか?! 手製本(角背上製本)A6判サイズ 厚み 約0.9cm
    1,300円
    えほん定食
  • 商品の画像

    さかな(☆)

    昭和と平成を駆け抜けた人々への慰労の詩……そんな思いでつくりました。読む人それぞれ、どんなことに想いを馳せるでしょうか。 手製本(角背上製本)A6判横サイズ 厚み 約1cm
    1,300円
    えほん定食
  • 商品の画像

    2023 SGP TRIP

    2023年9月、友人3人とともにシンガポール在住のKくんを訪問しました。私にとっては初のシンガポール体験です。おどろきと楽しさにあふれる4日間をZINEにまとめました。 手製本 A5判 厚み 約0.4cm
    1,100円
    えほん定食
  • 商品の画像

    流しの毎日(☆)

    流しのギター弾きが主人公です。ひとはガイコツになったら、ジェンダーやルッキズムから解放されるんでしょうか?! 手製本(角背上製本)A6判サイズ 厚み 約0.9cm
    1,300円
    えほん定食
  • 商品の画像

    さかな(☆)

    昭和と平成を駆け抜けた人々への慰労の詩……そんな思いでつくりました。読む人それぞれ、どんなことに想いを馳せるでしょうか。 手製本(角背上製本)A6判横サイズ 厚み 約1cm
    1,300円
    えほん定食
  • 商品の画像

    2023 SGP TRIP

    2023年9月、友人3人とともにシンガポール在住のKくんを訪問しました。私にとっては初のシンガポール体験です。おどろきと楽しさにあふれる4日間をZINEにまとめました。 手製本 A5判 厚み 約0.4cm
    1,100円
    えほん定食
  • もっとみる

最近の記事

4コマ漫画『猛暑文学』

4コマ目に描いた男性は、先日亡くなられた作家の大崎善生さんをイメージしました。あまり似てないかもしれませんが……大目に見ていただけると有難いです。 大崎善生さんの作品をすべて読んでいるわけではないのですが、彼が書いたものはすごく好きです。とりわけ『パイロットフィッシュ』や『ドナウよ、静かに流れよ』がお気に入り。 弱者に対する限りなく優しい視線、そして作品全体に漂う品のある艶がたまりません。御冥福をお祈りしながら今あらためて『将棋の子』を読んでいるところです。 さて今回の4コ

    • 4コマ漫画『City Bird』

      City Bird という言葉があるのか分かりません。ただ最近友人が会話の中で「シティボーイ」という言葉を使ったので「懐かしい響きだなあ」と思い、鳥に使ってみました。 鳥にも方言があると何かで読んだことがあるので、「東京語で鳴くシティバード」がいてもおかしくない気がしています。 鳥には全然詳しくないのですが、家のベランダとか手が届きそうなところに鳥がやってくると嬉しいです。 手が届きそうでも決して手は伸ばさず、鳥が驚いて飛んでいかないように、いつもそっとカーテンの陰から見てい

      • 製作ノート vol.9「シンガポール旅行記『SGP TRIP』を振り返る」

        ちょうど去年の今頃、9月のシンガポール旅行に向け準備をしていた。 発端は6月の大学サークルの同窓会のとき、シンガポール駐在中の友人を訪ねる計画が持ち上がったことに始まる。 こういう話は持ち上がっても「行きたいね~」で終わってしまうことが多いけれど、今回は違った。 行動力抜群のKちゃんがシンガポール駐在中の友人に連絡を取り、9月中頃の日程について了解をとってくれたのだ。 そうなると旅は急に現実的なものとなった。メンバーは私を含め4人。 すぐに私は期限切れが近い自分のパスポート更

        • 昨年のシンガポール旅行を記録したZINE『SGP TRIP』。今日お客様が「これを見てたらシンガポールに行きたくなった」と言って、買ってくださった。こういう一言がホント嬉しい。勇気百倍です。有難うございました。

        4コマ漫画『猛暑文学』

        • 4コマ漫画『City Bird』

        • 製作ノート vol.9「シンガポール旅行記『SGP TRIP』を振り返る」

        • 昨年のシンガポール旅行を記録したZINE『SGP TRIP』。今日お客様が「これを見てたらシンガポールに行きたくなった」と言って、買ってくださった。こういう一言がホント嬉しい。勇気百倍です。有難うございました。

        マガジン

        • 茄子オイル揚げの4コマ漫画
          6本
        • 製作ノート
          9本

        記事

          4コマ漫画『夏野菜』

          珍しい野菜を種類豊富に育てている先輩がいます。彼女がつくる野菜はどれも美味しくて、食べたあといつも満足感たっぷりになるのです。 ちょっと疲れているときに先輩の野菜が食べたくなるのは、体がミネラルを欲しているのかなぁとも思います。 梅雨が明けて本格的な夏が始まったばかりですが、美味しい野菜を食べて夏バテしないように過ごしたいです。

          4コマ漫画『夏野菜』

          4コマ漫画『お茶の時間』

          お茶の合間に仕事する……というと、以前スペインに行ったときのことを思い出します。現地に暮らす日本人が、「こっちの人は休憩の合間に仕事する感じだよ」と言っていました。 もちろん半分冗談でしょうし、スペインの方々も仕事するときはするんでしょうけどね。それくらい気楽にやろうよってことだと思いました。 茄子オイル揚げの4コマ漫画は、Instagramにも投稿しています。 Instagramはこちらです。↓↓ ご覧いただきフォローしていただけると嬉しいです。 https://www.

          4コマ漫画『お茶の時間』

          4コマ漫画『求めてほしい』

          今のサインに決めてから最初にサインした相手はメキシコからの観光客でした。私がつくった小冊子を買ってくださって、そこにサインしたのですが、あの小冊子は海を渡ったのかしら……と良い思い出になっています。 茄子オイル揚げの4コマ漫画は、Instagramにも投稿しています。 Instagramはこちらです。↓↓ ぜひご覧ください。 https://www.instagram.com/nasu_oil?igsh=d3FlM2Vqc2E4OG1s

          4コマ漫画『求めてほしい』

          4コマ漫画『スナック』

          昔から4コマ漫画が好きです。描くのも見るのも。 ただ、これまで自分の4コマ漫画をSNS等にアップしたことはありませんでした。紙媒体で発表したことはあるのですけどね。 今回あらたに4コマ漫画用の名義「茄子オイル揚げ」をつくったことを契機に、ちょっとnoteとInstagramに上げてみようかなと思います。 ふーんと眺めていただけると幸いです。 Instagramはこちらです。↓↓ 併せてご覧いただけると大変嬉しく思います。 https://www.instagram.com/n

          4コマ漫画『スナック』

          製作ノート vol.8 『koiji '23』

          『koiji '23』について製作後記を書くのを忘れてました。 今年2023年1月にチョコレート型の本を作って発表したんです。タイトルはコイジ……恋路ということで恋をモチーフにした内容にしました。 チョコ型本は初めて作ったのが2022年、で今年は2回目になります。 昨年の本はこちら ↓ 見た目というか表紙は製作年以外一緒なのですが、中身はまったく違います。 今年は「ナツ」という女子と「アキラ」という男子の恋模様にしてみました。 それからチョコ型本2年目なので何か新しさを

          製作ノート vol.8 『koiji '23』

          製作ノート vol.7 「売るということ」

          先日、ある方から自作品『がまんしすぎたナツ』を読んだという連絡をもらった。それだけでも嬉しいのに、その方は「とても良かった」という感想まで聞かせてくれたので私はもう感激しきり。 話を聞くと、その方のご家族が渋谷○○書店で購入してくださったとのこと。そういう形で作品が誰かのところに届けられることもあるのだな……。 自作品をシェア本棚で売り始めて半年。恥ずかしながら売ることの意味なんてあまり考えないまま、ただ「やってみよう」と売り始めたけれど。 冒頭の話のように誰かが作品を

          製作ノート vol.7 「売るということ」

          製作ノート vol.6 「食べる大阪人~20年後のあとがき」

          (誤字があったので修正して再投稿) 先日、渋谷○○書店の「えほん定食」書店にて『食べる大阪人』の販売を開始した。 『食べる大阪人』は今から約20年前、2003年に私が描いた作品で、これまで渋谷○○書店の自分の棚で非売品として置いていた。 すると見てくれるお客様の中に「これ面白い!」とか「これ買いたいなぁ」とか言ってくださる人がいたのだ。 渋谷○○書店の棚に本を置いておくと、読者に直接会う機会がありナマの声が聞ける。これは他の棚主さんも言っていることだが、本当に有難くて嬉しくて

          製作ノート vol.6 「食べる大阪人~20年後のあとがき」

          製作ノート vol.5 「ZINE で絵本」

          絵本をZINEでつくってみた。タイトルは『がまんしすぎたナツ』。 ZINEの定義は正確なものは知らないけれど、なんでもありの自由な冊子というイメージ。“magazine”から来ていると聞いたことがある。前から渋谷○○書店で他の棚主さんたちがZINEをつくって売っているのを見て、自分もやってみたいなと思っていた。 ZINE の良いところはなんと言っても手軽に作れるところ、なんじゃないかと思っている。今回私が採用した「中綴じ製本」は、普段自分がおこなっている角背上製本の工程の

          製作ノート vol.5 「ZINE で絵本」

          製作ノート vol.4 「ものづくりに出会う旅」

          秋田に行って来た。そろそろ旅を復活させたい、いや、させねば!という思いからだ。 世間ではリベンジ旅なんていう言葉も聞かれるけど、私のはそんな勇ましいものではない。 完全プライベートの一人旅は2年半していないので、このままでは旅する筋肉が落ちてしまう…という焦りがあった。旅の感覚を思い出すためのリハビリのような旅がしたかった。 それに中途半端にたまっている航空マイルの有効期限が近付いていて、使ってしまいたいという事情もあった。今回の旅、JAL の「どこかにマイル」を使った旅

          製作ノート vol.4 「ものづくりに出会う旅」

          製作ノート vol.3「恋する古本」

          古本の絵本との出会いについて。 昨年11月からシェア本棚「渋谷〇〇書店」に「えほん定食書店」として入居している。一人一箱、自由に本を並べて自由に値付けして売ることが出来る書店だ。新本でも古本でもよい。私は自作絵本の他はほとんど古本の市販絵本を並べている。 実はこの書店を始めるまで、絵本の古本に触れる機会はなかった。でも実際、古本に出会い始めると思いもかけない収穫がある。 私はいつも、古本屋を営む友人のところを訪れ絵本を物色しているが、今まで知らなかった絵本が次々に現れる。

          製作ノート vol.3「恋する古本」

          先日、私の絵本を購入しましたというメッセージをもらい嬉しかったなぁ…。私のことを全然知らない人で、わざわざ探してメッセージを送ってくれたみたいで。それに対して狂喜しすぎたお返事をしてしまったのは反省してマス。その方をビックリさせてしまったと思うから。

          先日、私の絵本を購入しましたというメッセージをもらい嬉しかったなぁ…。私のことを全然知らない人で、わざわざ探してメッセージを送ってくれたみたいで。それに対して狂喜しすぎたお返事をしてしまったのは反省してマス。その方をビックリさせてしまったと思うから。

          製作ノート vol.2 「関西弁」

          絵本『ちもとぺーい』の主人公「ちも」は関西弁をしゃべる。自分の絵本で関西弁を使うのは2度目だ。 関西は私にとって親しみがある地域で、関西弁は大好きな言葉。というのも、1998年から9年間ほど大阪で暮らした経験があるからだ。 東京で生まれ育った自分にとって、大阪は初めて暮らす東京以外の街で私に大きな影響を与えた。 見るもの、聞くもの、食べるもの、すべて新鮮でカルチャーショックだった。そんな大げさな~と思うかもしれないけれど、当時は恵方巻きだって関東では知られていない行事だった

          製作ノート vol.2 「関西弁」