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油断してた!お袋また転倒!骨折!!!【介護チャレンジ 12】

お袋が退院してからの介護は主に食事の用意。

男飯!なんてかっこよさは無く、シェフのような華麗で鮮やかさのカケラもない私の料理に文句の一つも言わずに食べてくれるお袋に感謝しながらの日々。

穏やかな時間が流れていたのも束の間のよう。

洗面所の扉の桟の段差に躓いたお袋。
よろけて、掴もうと思った歩行器に手が届かずに顔から倒れ込んでしまった。

洗面所とトイレの間で転んだままで、私の帰りを今か今かと待っていたお袋。

当の私は、のんびりと2時間後くらいに帰宅。(仕事していたのですけどね)

玄関入ると、かすかに聞こえる声。
耳を澄ますと、お袋の声と気付き。慌てていつも座っているダイニングへ向かうが、もぬけの殻。
再び玄関へ戻ると、トイレの扉前で突っ伏してるお袋。

声にならない悲鳴のような驚きの音が私の中で起こった。

またやってしまった!!そんな気持ちがすぐに浮かんだ。
目を離した。家を空けた。(仕事とはいえ)
お袋ごめん。申し訳ない。(仕事とはいえ)

そんな思いの中、とりあえず仰向けに回転させようと両肩を掴むと、
「イタタタタ!!」お袋の痛がる大きな声。

しかし、そのままにもして置けないから、「一瞬の痛みには耐えてくれ」とぐるっと体を回転させ仰向けに。

これで、上半身を起こし、そして立たせることはできそうだ。

前回の時は骨折を見誤り、ただの軽い打ち身程度と数日放置してしまった経緯があったので、すぐに救急車を呼んだ。

状況からして骨折を疑ったいた。

比較的早くに救急隊は来てくれたが、そこから時間が長かった。
受け入れ先が決まらないんです。決まらないことには救急車は動かない。

私自身が“あの病院ならいいな”と思い巡らせていたら、
まさに「吹田徳洲会病院ならすぐに手術にかかってくれます」と隊員からの連絡。(近いし、新しいし、徳洲会グループは良い印象が過去からあったので)

「お願いします。すぐに向かってください。」

病院に着くなり、緊急手術。
両肩を骨折していました。

ごめんな、お袋。目を離してしまって。(仕事とはいえ)

自らの介護の限界も感じでいました。

⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com


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