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コロナ禍の転院先は?【介護チャレンジ 11】

以前、【介護チャレンジ8】で少し触れました、お袋の踵の骨折。
2回の手術を無事に終え、本人もなんとかリハビリを頑張り、ようやく退院。

かと思いきや、担当医師から自宅に帰ることは許されなかった。
とてもひとりで歩くことはできないから。

という説明。
2019年12月のこと。

転院先をケアマネージャーと探すことになりました。
2020年2月にようやく転院先が決まり、手続きを進めることに、、。

みなさんご存知、コロナ禍に突入。
転院先が入居を拒否。

入院していた病院がなんていうかと思ったら、
「とっとと帰ってください」笑

始めから、お袋も私も自宅に帰りたかったので、願ったり叶ったりであった。
しかし、思い返すと「自宅には帰さない。帰れるわけがない」と言い切った医師の言葉はなんだったのだろう?と笑えてくる。


帰宅後のお袋は世間と違って穏やか。
とても落ち着いている。
やっぱり帰って来て正解。

歩きにくさはかなり増した。
なんせ、脳梗塞による右半身の麻痺。
左踵の骨折。
相当歩きにくいよね。

歩行器に慣れることが先決で、そこの取り組みも一生懸命にやっていた。
お袋はとにかく前向きであり、今を生きてる。

見習う事ばかり。

コロナ禍で、お袋の介護で
私は料理をきちんとするようになっていった。

以前は自分の為の料理をしていたが、
誰かの為にする料理の方が張り合いがある。
世のお母さん達の気持ちに少しなれた気がする。

誰かの為にすることは随分と続いたりする。

手探りの料理なので、味は保証できない。笑

その良し悪しは、お袋の反応で分かる。
美味しかったときは「お代わりある?」と聞いてくる。
美味しくない時は「また、明日食べるから冷蔵庫に直して置いて」と。

後にお袋にこの反応を聞いたら、気づいてなかった。
でも、これもお袋の優しさか?惚けたようにも思う。

まあ、そんな感じで、食事をサポートする介護生活を送っていた。



⚫️東川哲也 official web site
http://asone-labo.com


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