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八月歌舞伎座の話

「お盆休みどっか行くんですか?」

なんて聞かれたりするけど、面倒いんで「いや、別に」と答えるようにしている。あまり趣味的な話はしなくないのだ。

んで、お盆休みの話。歌舞伎を見てちょっといいホテルに泊まってのんびりして、といつもどおりの休みの過ごし方をしている。もちろん着物。

歌舞伎座の第一部は手塚治虫の漫画、新選組を歌舞伎にしたもの。これがとてもよかった。全てが手塚治虫。地蔵の間にヒョウタンツギ。ふすまには火の鳥。鳴物に鉄腕アトム。

なにより歌舞伎俳優演じるキャラクターが漫画から飛び出してきたみたい。刀を抜いてからの決めポーズ。喋り方。衣装。

ストーリーも泣ける。うん、いいものを観た。

第三部の弥次喜多はコロナを経て久しぶりの演目。ただ、ちょっとやりすぎ、狙いすぎかなぁ。まあ、ふたりの弥次喜多ってそういうもんなんだけど。なんて言いながら、来年もあれば観に行くだろう。

さて、今から台風直撃らしい。明日の朝には抜けているっぽいから、ホテルでのんびりしておくとしよう。

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