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『Think cleary』が売れたわけをトレース

マーケターになるためにマーケティングや心理学について日々勉強中のひな🐥マーケティング×心理学(@a2nwh)です。

今回は以前『Think cleary』の内容について触れましたが、今回はなぜこの本が売れたのかということを分析していこうと思います。
なぜそれほどに気になるかというとやはり私自身のイメージですが自己啓発本は手に取る人は多いけれど習慣を変えるという事は容易なことではないので続けられないことが多いので忘れられる。にも関わらず、本書はこれほどに浸透している(Twitter内で本書の考え方をうたっているひとが多い)ので、何か理由があると踏んでいる。

推測

常識の逆をつくインパクト
・やれ、ではなく、やらなくてよい
 →ハードルが低く感じる
わかりやすいしみやすい
・52項目と内容量が見る前からわかる
・一項目ずつ分かれている分本を普段読まない人も読みやすい
著者
・航空会社のCEOや執筆家というパラレルキャリア
 L気になる要素ではある

自己啓発に多い~しろ!ではなく~やらなくていいという表現で自分の考えの逆を突かれる、かつ、自分にもできそうと感じるので惹かれる。

今回は生き方を指し示すような内容の本ででスティーブン・R・コヴィー 著『7つの習慣』と比べながら分析

概要

『Think cleary』
「よい人生」を送るための52の思考法を学術研究をもとに裏付け書いたビジネス書。
世界29か国で話題沸騰!『シュピーゲル』ベストセラーランキング1位!
など世界で人気なビジネス書となっている。

著者
ロルフ・ドベリ
作家、実業家。小説家、パイロットでもある。スイス、ベルン在住。
引用:本書著者説明書き

『7つの習慣』
人生を本当の幸福へと導く成功哲学です。成功哲学、自己啓発、ビジネス書の代表的な一冊。7つでまとめられた幸福への導き。
40か国以上の言語に翻訳され、全世界で2,000万部を越えるベストセラー

著者
スティーブン・R・コヴィー
アメリカ合衆国ユタ州ソルトレイクシティ生まれの作家、経営コンサルタント

共通項

・内容量がわかる(52項目、7つ)
・自己啓発本(幸福人生)
・仕事で大きな実績あり
共通な部分は多い。数字を入れるなどはタイトル設定において手に取られやすい要素になる。ここに、世界で売れるという理由もありそう。
・win‐winでなかったら避けてOK

相違点

自分と 戦う と 逃げよう
Think cleary(以下T)では
「何を手に入れたか」で人生の豊かさが決まるわけではない。「何を避けるか」が大事
 質問に「わからない」と答えてもよい。頭の中で「複雑すぎる質問用」のバケツを用意する

7つの習慣(以下7つ)では
主体的である。この自らの反応のしかたを主体的にコントロールし、周りの状況に左右されることなく、率先的に状況を改善する行動を起こすこと。
あなたはどうありたいのか。自分の行動の基礎となる価値観や原則を文章化する
・納得
T…人生が成功するたった一つの法則なんて存在しません。と断言したうえで、「人生がうまくいく可能性をあげる52の思考法」を自信を持って提案
7つ…習慣=無意識だから人格を磨きたければ、効果的な習慣を身につける必要がある
・ハードル
T...すべての思考法をつめ込まなくても、52種類あれば、人生の質を向上させるのに十分
7つ…7つを習慣にすることで相乗効果(+じゃなく×になる)

7つの方は、「よし、頑張ろう!」と気合が入るのに対してTは「ちょっとやってみよう」となる表現だ。
今まで読んだ自己啓発本は〇〇しよう!というものが多く「それが出来れば苦労しないよ・・」と思っていたがTは寄り添ってくれたり、今までの常識を覆らされたりと今までのものとのギャップやハードルの低さを感じた。

ギャップやハードルが低いといい理由

ギャップにはゲインロス効果…+と-の差がある程、人の心理状態に強い影響を与えるというものがある。
例えば、やんちゃで勉強もしなかった子が急に勉強しだすと褒められるように。
Tでも、変化することは難しいとおもっていたが簡単に実践できそうと思わせられた。

それにハードルが低くしてあるというのは目標設定するにおいても大切になってくることだ。
そもそも、目標を達成できないのは「行動し始めない」か「行動を継続しない」ことが最大の原因で、目標達成には、過程を「快」の感情と結びつけることが重要です。
なので「達成できない」という負の感情が生まれにくい達成できる小さい目標達成を重ねることが大切。

まとめ

この『Think cleary』が浸透した一番の理由はハードルの低さにある。私自身も今まで何度も朝ランニングしようなど決意はしたものの継続できなかった経験は何度もある。ただい1つ継続できたものがあり、1日に1回はスクワットするというもの。1回だとすぐできるし、やりだすと続けてできる。
この簡単にできるものに置き換えてくれたところが本書の浸透した理由であり、本当の自己啓発本として意味を成しているような気がする。



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