雑記6月

芝居の稽古に勤しみながら麻雀はリーグ戦、最強戦プロ予選と続いたがどちらも思うような結果が残せず悔しい思いをした。ここのところイマイチ結果が残せていないのはなぜなのか。一見考えても仕方のない事でも考えてしまうのが自分なのだが、プロになってからもずっと目に見えない力を追い求めてきたのになんの成果も出せていないのは本当に情けない。

一方で牌理や読み、数字を根拠にした判断については上達を感じる。特に鳴き手への対処は数年前とは比べられない程クリアになってきた。手出しツモ切りを忘れてしまう割には鳴き手への放銃は随分少ない方だと自負している。

実は最近この「手出しツモ切り」をなぜこんなにも覚えられないのか、と言うことについて思案した。よく反復練習である程度出来るようになるとか、手出しの意味を考えられるようになったらわかるとか聞くけどあんまり実感がない。いつも色分けされた天鳳の牌譜を見て俺もこんなに手出し覚えれてたらもっと麻雀強くなるのにと思っていたのだが…

一つ仮説を思いついた。自分にとって大事な手出しを見た時に超高速で処理をして自分に必要な部分だけ身体に落としているのではないか。だから頭で考えたら「なんとなく」しか出てこない場合が多いのかもしれないって。そしてこの「なんとなく」の精度が非常に高いってのが僕の特徴なのだ。

僕の麻雀の勉強はまずは座学、知らないことがあったらとにかく試して実感する。そして予測を繰り返して答え合わせをして、違ったら都度その場で補足していく。この「その場」というのは半荘が終わった後にメモをするとかじゃなくて本当にその時。牌を落とす時から次の局に入っても納得するまでが「その場」そしてそのうちに身体が勝手に判断するように反復するというものだ。リーチに対して持ってきた牌に嫌な感じを覚えた時も練習では切る。それで当たったかどうかの感触を確かめていくのだ。

だから練習で培ってきた「なんとなく」を試合で発揮できるかどうかが肝なのだ。そこはかなり意識している。他のプレイヤーと比べてもポテンシャルを活かすパーセンテージは高い方なんじゃないかと思う。相当ポンコツなモビルスーツだけどね。

後はこの感触を持ったまま平運で打てれば勝つという自信を持って臨むだけ。そうして40半荘打って一番になっていればいいのだ。あー、もっと打ちたい。40じゃなくて、200にしませんか?笑 そしたらみーんな食べちゃうぞ。

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