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中国 京劇 四大名旦

中国 京劇 四大名旦

梅兰芳、程砚秋、筍慧生、尚小云
(検索しやすいように簡体字表記)

名旦の"旦"の意味は女役の意味

四大名旦はすべて男旦である
女の人が女を演じる女旦もある
中国では、男旦が結構人気!

そして、"旦"は正旦、花旦(闺门旦を含む)、刀马旦、武旦、老旦、彩旦、花衫の7つに分かれる。

正旦は歌がメインで、繊細な歌い回しを求められ、身分は高く、箱入り娘っぽく上品な役柄。青っぽい、丈の長い服を着る。

花旦は歌うというよりも、だいたいが話しっぽい感じ。明るく、体を良く動かす役柄。年齢は青年の女性、20歳ぐらいから30後半ぐらい。鮮やかで、丈の短い服を着る。広義的にいうと、闺门旦になり、未婚の少女という役柄になる。

花衫は20世紀以後新しくできた役柄。正旦と花旦と刀马旦の芸術特徴を融合した新しいもの。花衫が登場するまでは、複数の旦を担当するのは許されてはいなかった説がある。

彩旦は歌も歌うが、不細工で、大袈裟な演技をする、笑いをとりにいくピエロみたいな役柄。喜劇成分が強いのが特徴。年齢が高い人が演じることが多い。服にはあんまり特徴はない。

刀马旦は歌、踊り、武術(功夫含む)をする役柄。女将軍みたいな感じ。色々な芸術性が混ざっている観点からみるば花衫に近い。

武旦は歌、踊りはそこまで求められることはなく、武術(功夫含む)がメインの役柄。

老旦は年長、年配の女性を演じる役柄。結構、声が太く、地声を強くだすのが特徴。

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