見出し画像

有料でもいい

最近じんわりとそう感じている。

頭では「どんなものにもコストはかかっているのだから、有料は当たり前」とわかっていても、「無料」という二文字の誘惑に勝つのは難しい。「ま、ただならしょうがないか」「ただならこんなものか…」と、納得いかないことにも自分を合わせてしまう。

自分は、サービスになら満足感、物であれは満足プラス価値感にお金を払いたいたいと思っている。物や値段に関係なく「満足した」という気持ちは、日々の暮らしを豊かにしてくれると思うのだ。

急にこんなことを考え出したのは、近々する引越しの家探しの中で、あぁ…と思う経験をしたからだと思う。

結果的に言うと、不動産屋さんの営業の方の対応に大満足したからである。最近には珍しく、しっかりと敷金、礼金、仲介手数料のある契約だったのだけれど、十分に納得出来た。

初めてのメールには顔写真(これは嬉しい訳ではない)と自己紹介、何事にもレスポンスが早い。駐車場の問い合わせをした時など、近隣の駐車場情報の連絡先や賃料まで地図にいれたものをメールして下さった。仲介は出来ないけどと言いながら、空き状況の問い合わせ、契約出来たかどうかの確認などフォローが完璧。など、まだまだある。とにかく気が利くのだ。

もちろん、最終的にはその方の売り上げに結びつくのだけれど、きっとそんなことをしなくても売り上げは出来ると思う。

まだ建ち上がっていないメールで問い合わせただけの物件を「問い合わせが数件きてるので、明日までに決めて下さい」。まだ人の住んでいる物件を「内覧は出来ませんが決めて下さい」。今はこういうスタイルが当たり前なのかな?手数料がなくても、自分にとってはあまり有り難くないなと思う。この数件の物件は、3ヶ月経った今でも空き家である。

年とともに「タダ=お得」ではないと感じるようになってきた。望む満足感を得られるよう、相手に望むのではなく、自分自身を底上げしていかなくてはいけないなと反省した。

最後まで読んで下さり、ありがとうございます。

#日記 #呟き #ライフスタイル