正義という名の利己性

 この内容について考えたきっかけは最近話題となっていたある人の不利益を被ってしまう可能性のある情報の件についてである。が、まだ断定しているわけでなく、普通に本人でない説も挙がっているようなのでその情報を鵜呑みにするべきでないであろう。それを信じて安易に発信すれば、ただでさえ現在SNSの状況はピリピリしているのに訴えられる可能性もあるだろう。

 まあ、これらの件についてはおまけであり、本題としてその不利益を被るかもしれない情報をその当事者を守るという名目で利己性にしか目がない人間(生き物)についてである。今回の件で言うと全然本人である確信のない情報を鵜呑みにし、本人が不利益を被るかもしれない情報を「拡散しないで!!」と発信すること自体が情報を拡散してしまっていることに気づいてないマヌケな人間である。しかもしっかりとその本人の名を表示して発信している人間もいた。その名前がトレンドに載れば検索する人は当然増加し、その話題に目を向けることに繋がる。もしかすれば正義の意識を持って発信したツイートに共感した人が多ければ、いいねやリツイートをたくさん稼ぐことができるのだろう。そのことにしか頭にないのかもしれないことを問題視したい。結局は自分も話題にのって情報発信し、いいねやリツイートを稼ぐための道具にしているに過ぎないのではないか。

ある間違ったフェミニズムの思想を持った人たちの数人は、自身のフェミニズム論を発信するためにその道具を使って語ることでいいねやリツイートを稼ぐ利己性を最優先に考えているようだ。インフルエンサーと呼ばれる人たちも同じようにいいね稼ぎばっか。

情報を知ってはいけないとは言わないが、いいねや発信を行うかどうか考えるべきなのではないかと思う。

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