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もう小説を書くことはないだろうと思っていたのにきっかけがあって書けた話

二年前の春、一つの小説を完成させた。
ずっとずっと、温めてきた物語を完成させたことがとても嬉しかった。
また、その作品は思いもかけず、受賞はならなかったもののWeb小説投稿サイト、カクヨムの大型コンテスト、カクヨムコン8の短編賞の中間選考を通ったり、同人誌に載ったりした。
ここ、noteでも載せて、コメントをいくつか頂いたこともある。

ただ、その後、小説を書くのに興味がなくなったというか、書かない感じになって、ああ、もう小説を書くことはないのだろうなと思った。

そんな私だったのだけど、前に載った同人誌がまた新しい作品を募集するというのを聞いて、それも、新作に限るという条件がついていたので、書き始めた。
今、大体完成はしている。だけど、やっぱり前の作品と一緒で、説明から始まってしまっている。何か起こったことから始めればよかったと思って、書き直そうとも思ったけれども、よっこいしょと腰を上げて取りかかれない。
もうこれはこれでいいやという雰囲気に飲み込まれてしまっている。

多分、前の作品の時より、何回も印刷してチェックしたり、一太郎というソフトで校正をしたり、人に読んでもらったり、頑張ったと思う。
後は、比喩を入れたり、説明をちゃんとしたり、その場の雰囲気をちゃんと描写して入れ込んだり、いろいろとしなければいけない所が残っている。

私はどうも描写とか、比喩とか説明が苦手みたいだ。
頭の中のイメージを再生しながら書いているから、私が想像出来てるのが影響して、説明不足、描写不足になるらしい。

私は小説を書くのには向いてないのかもしれないなと思う時がある。
文章が小説らしくないし、表現が上手くないというか。

でも、一つの作品を書き上げた時の達成感は、とても気持ちのよいものだし、出来るなら、また次も書きたいなと思う。

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