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幸せになりたい男子が集まる居酒屋 ~大荒れの男子「優しすぎる」はダメなの?~

[ここまでのあらすじ]
その居酒屋には、ガチで婚活をしている男子4人が
よくカウンターで飲んでいる。
常連客は、酒の肴で4人にアドバイスという名の茶々を入れる
「男たちの観察日記」もとい、【温かい叱咤激励日記】なのだ。

前々回、「エステティシャンで独身の友達がいる」
という話をしたところ、
この居酒屋で「アルパ子さんの友達のエステティシャン」話が
一人歩きし、期待度が高くなりすぎていた。
君たちの、このガッツキ度、想定内だった。

「いやいや、連れてこれたとしましょうよ。
そこからは、君たちの腕次第だから」

ある日、またこの居酒屋に来た。
阿部君(仮名)が、一人で飲んでいたが、
どうも様子が違う。

今日は、大荒れだった。
「もうーーーーーー、本当に人生嫌なんすよ」


どれぐらい飲んだのだろう。
40代半ば、婚活が上手くいかず、叫びだした阿部君。

本当に、荒れていた。
夫に伝えた。
「阿部君が、大荒れだよ、今日」

「あー、阿部君ってさ、
優しすぎるんだと思うよ」

確かに、阿部君は、コミュニケーション能力も高く、
いつもいろいろ気遣いをしてくれる優しい人だ。


でも、婚活市場では「優しすぎる」というのは時に、
不利に働く。
いい人で終わってしまう可能性も高い。

こう書きながら、同性ながら、女性って何だろう?と思う私。


阿部君よ、
こういう時は、「暗い歌」を聴き、どん底まで行ってしまう
ことをオススメしたい。
この居酒屋店主に、中島みゆきを推薦しておこう。
体育すわりで、部屋を暗くして、聴いてほしい。

そして、元気になったら、
私がベタな「少女漫画」をそっと渡すので、おススメしたい。

2~3つほどの漫画を見繕っておこうじゃないか。

女子たちの深層心理が分かるはず、だ。
こういうものを読んで、女子は勝手に想像を膨らませ
「期待をしている」可能性が高い。

女子のDNAには
「守ってもらいたい」という心理が
埋め込まれている。

これは生き物としての「本能」だと思う。
少女漫画は、それをくすぐる。

「いざという時に、この人は守ってくれるだろうか」
これは、私の勝手な推測だが、
結婚という大きな決断を迫られる時、
女子はそれを考える。

だから「優しすぎる」は選ばれないのではないか。


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