幸せになりたい男子が集まる居酒屋 vol.13~「もう素振りは十分だ。バッターボックスに立て」の巻。
[ここまでのあらすじ]
その居酒屋では、ガチで婚活をしている男子4人、
カウンターで、猫背でハイボールを飲んでいる。
婚活の愚痴をはく日々。
常連客は、酒の肴で4人に茶々を入れる
「観察日記」もとい、
「温かいかい叱咤激励日記」なのだ。
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「アルパ子さん、最近あの居酒屋男子の投稿ないですよね」
最近、あちこちで質問されるようになった。
何のことはない、
彼らの婚活に「進捗」がないから、だ。
夏はいろんな素敵なイベントがあるのに、
彼らは、
またあの居酒屋で猫背でハイボールを飲んでいる。
1個だけ、フォローをしておこう。
この男子たちは、
「さわやかで、コミュニケーション能力もあり、
優しい」のだよ。
なのに、なぜ出会いがないのか、
そして、それが成就しないのか。
それとも「優しすぎる」はマイナスに働くのだろうか。
そこが私の疑問であり、想像力を掻き立てられる部分である。
これは何か「婚活市場に変化」が起きている、
ということなのか。
それとも単純に、コロナが人との出会いを難しくしているのか。
観察を続けていきたいと思う。
それにしても。2022年、
もう半分過ぎた。
君たちは、全く焦りを感じていないかもしれないが、
私達「ギャラリー」はヤキモキしている。
ある日、ちょっと私が女性としての意見を言った。
「女の子には、こういう時、こうしたほうがいいよ」
たった一言だったが、男子たちから、
「おー-」というドヨメキが起きた。
そして、その居酒屋で、私を見つけると
「あ、こんにちは!!」と
体育会な挨拶をされるようになった。
「もうさ、あなたが監督になったら?」と夫が言う。
そうだ、彼らには、「監督」が必要なのではないだろうか。
サッカーのように、
①戦略
②ポジション
を決める必要があるのではないだろうか。
私が思いつく作戦は、
「まず一人がゴールを決める。
そして、その勢いに「みんなが乗っかる」
髪がサラサラ、爽やかな佐藤くん(仮名)が
この4人の男子で、勢いがある。
婚活も積極的にやってるようだし、
「エース」と呼びたい。
【佐藤くんがゴールを決め、
そして、「おー!!すげー、おめでとう!」
という祝賀ムードの中、
佐藤君の奥さんの女友達を紹介してもらう】
何のことはない。
この戦略は、単純に、
【勝馬に乗る】だけ、だが(笑
エースでフォワード:佐藤くん が
まず1点を決めて欲しい。
そして、君たちよ。
なぜ、その【居酒屋のベンチ】を温めているのだ。
夏なのだよ。
【素振りはもう十分だ。
バッターボックスに立て。
佐藤、君がまず1点決めるんだ。】
以上、監督からの檄でした。
それにしても。
私ではなく、
君たちこそ、縁結びの神様
「出雲大社」に自ら出向くべきではないか。
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