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僕には関係のない話?~世界的に有名な殺人事件から思うこと~ #社会派映画レポート⑥

皆さまはじめまして、ARUNインターンの榮原です。

4月からインターンとして参加させて頂いて以来、多くの方々の支えがあり、本当に素晴らしい経験を日々させて頂いています。

ところで、この「#社会派映画レポート」は私の一声を皆さんが実現してくれたものでした。もともと映画鑑賞が好きで、「皆ももっと映画見よう!」というような雑な提案だったのですが、インターンの皆さんの積極的な協力のおかげで、各々が映画に関するレポートを作成し、さらにはnoteの記事まで作成する運びとなりました。多くの刺激と優しさをありがとうございます!

しかし、かく言う私は記事の納期をすっかり忘れており、自分自身の詰めの甘さを痛感しております。インターンの皆さん、申し訳ございませんでした…

さて、早速ですが映画の話に入らせて頂きたいと思います。
私は「フルートベール駅で(Fruitvale Station)」という作品を鑑賞しました。

映画概要

この映画は実話を元にした作品です。カリフォルニアで実際に起きた黒人青年が警察官に銃殺されてしまった事件をベースにストーリーが構成されています。

話の内容としては、事件が起こるまでの青年の何気ない日常と、事件当日の現場の喧騒ややり取りを青年やその友人視点で再現したものになります。また、青年の殺害後の変化していく周辺環境の様子も少しだけ描かれた映画となっています。

感想

最も強く感じたのは、「関係のない話ではない」ということです。

実際に起きた事件が映画となってストーリーで語られると、ただそこで起きた悲惨な事象という捉え方から、紡がれた物語は一人の人間の人生の一部であり、そこに関わった人間の複数の渦巻く感情があることを実感します。

映画の途中では、主人公が交通事故にあった犬を助けようとしたり、友人や家族と他愛のないコミュニケーションを交わしたりと、彼の人としての人格がただただ第三者的な視点で描かれていることに気が付きます。

そして、「世界的に有名な事件」が特別な何かだと思っていた私の考え方は、決して特別な何かではなく、私と同じ一人の人間の話であるということを心底から感じました。


痛みや苦痛を分かったつもりで同情することは、確かに意味のないことかもしれません。しかし相対的にその人間の苦しみを比較して、自分とは関係がないからと目を瞑ろうとするのはもっと意味のないことではないでしょうか。

最後に

私はこの映画を鑑賞して、分かることができないのなら、それを学び感じ、自分にできることが何かを真剣に考えていくこと、そしてそれを続ける努力が大切なのではないかと感じました。

未熟な私にはまだまだ何が正解かと明言することは難しいですが、その問いから逃げず向き合っていきたいと思います。


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