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デジタルデトックスをして思ったこと#社会派映画レポート7

こんにちは、ARUN Seedでインターンをしている国際基督教大学2年の今井優希です。

この社会社会派映画レポートシリーズですが、色々な映画とまた様々な感想や観点がみれてとても面白いですよね。私も毎回読むのを楽しみにしています。

さて、今回のテーマはデジタル社会です。

みなさんは今日何時間スマホを使ったと思いますか?

スマホの使用時間を確認してみてください。

思ったよりもスマホを見ていませんか?

それは、YoTubeやGoolgeなどがスマホをみるようあなたに仕向けているからです。

今回のご紹介する映画は『監視資本主義ーデジタル社会がもたらす光と影』です。Netflixで見ることができます。

SNSやスマホなしでは生きられない時代。Google、Facebook、Pinterestの社員が、いかにわたしたちがデジタルに操作されているか、社員や創設者ならでは視点で語ってくれます。

デジタル社会のビジネスモデル

Instagram 、Yotube、Facebook、Goolge、Pinterest、Snapchat、、、これらのデジタル媒体はどれも無料で使うことができますよね。

では、どのように企業は収入を得ているのでしょうか?

それは、広告です。各媒体に広告を添付し消費者に見せることによって収入を得ています。つまり、Googleのような企業は消費者にいかに広告をみせるかを考え、サービスを提供してます。

それには使用者がより長くサービスを使用してもらう必要があります。Instagramならば、より長く使用者にスクロールをし色々な投稿をみてもらう必要がある。

では、企業はどうすればいいのか?とてもシンプルです。

消費者の関心を引けばいいのです。

使用者が興味をもつものや好きなものを投稿として流せば、使用者はよりいろんなものを見ようとより深く投稿を見ます。そうすれば、より長い時間人を画面に引き付け多くの広告に触れさせることができます。

では人々の関心を探すにはどうすればいいのでしょうか?

それには大量のデータが必要です。その人が”何に興味を示し何が嫌いか”を判断することができれば、それに合わせて材料を提供をしより長くサービスを楽しんでもらうことができる。その間に企業はその人にあった広告を提供をし収入を得ることができるのです。

SNS企業は私たちの全てを知っているといっても過言ではありません。

投稿に目を止めた時間、クリックの回数、いいねを押した投稿の系統などなど。これら全ての大量に蓄積されたデータから、あなたが今どんな感情で、誰が親友で、誰と付き合っているか、すべて把握できてしまうそうです。怖くありませんか?

隣に座っている人がFacebookをみていても、あなたとその人が見ている情報は全く違います。

なぜなら、それぞれの人の興味に合うように情報が操作されているから。

その人の興味をいかに引き付け、いかに関心をひくかが企業の鍵です。消費者の関心を引き付け広告をみせる方が収益が高くなる、これが現在のデジタル社会のビジネスモデルなのです。

私たちは操り人形

前述のように、SNSやデジタル媒体は私たちの関心を得るために作られています。

例えば、Instagramのタグ付機能。タグづけされると、通知がきますよね。これも人を引き付ける手法の一つ。タグづけ通知をすると、人々は投稿を確認をするためにアプリを開きます。

これです。

この時点で、私たちはアプリを開き画面をみるよう「タグ付け」という機能を使って操れらました。

もう一つ、SNSのDMでは、相手が入力していると入力をしていることがわかるよう「・・・」という画面が出てきますよね。これも企業の手法の一つ。「・・・」を出すことで相手の入力が終わるまで画面を見続ける人が多いことを企業はしっているのです。

映画『監視資本主義ーデジタル社会がもたらす光と影』をみて感じたこと

私はこの映画をみてSNSなどの怖さを感じ、先週1週間デジタルデトックスをやってみました。

デトックスといっても、SNSを全くみることはできなかったのでInstagramを1日15分だけみることを許す少しゆるーいデトックスです。

やってみた感想を一言で言うと、とっても暇でした。

インスタを開くこともだめ、またSnapchatをみることもだめ、となると何をしていいかまずわからなくなりました。1日を何をしてすごせばいいのか全くわかりませんでした。とっても不思議です。このSNSが出る前まではそうした生活が普通だったはずなのに、私にはそれがわかりませんでした。しきりに、昔の人はどうやって過ごしていたのだろうと考えてしまいました。

私もInstgramやYoutubeの通知や投稿によってスマホをみて過ごすよう操作された1人なのかもしれません。

映画では今のデジタル社会をこのように言っています。

”地獄でもあり、楽園でもある。だからこそ難しい”

デジタル社会は、とっても便利です。ほしい情報がすぐ手に入り楽しませてくれるサービスがたくさんあります。でも、それは真実であるか、それが自分の関心を引くだけの操作にすぎないかどうか考える必要があると思います。

「SNSを使うな」とか「スマホを触るな」とは言えませんし、できません。

でも、このような仕組みであることを知っておくだけでも、このデジタル社会とのうまい付き合い方を見つけられるのではないでしょうか?

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