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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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#部活動

【教師のバトン】テニスコートにローラーをかけたら,絆が深まった「学校の先生のポジティブ日記」

こんばんは!山谷(やまや)@中学校教諭です。学校の先生である私の1行日記を書いていきたいと思います。 1行日記「テニスコートにローラーをかけたら,絆が深まった」 重要だった要素 1.テニスコートのローラーってめっちゃ重労働で時間もかかる。けれど,練習時間が削られた分,後半の練習の質が上がった。                           2.生徒は基本的にやりたがらない。けれど,終了後は愛着が湧いたのか,練習終了後のブラシはめっちゃ丁寧だった。 3.生徒と一緒に

こんなご時世でも部活を最優先にしてしまう

 昨年度からコロナの影響で部活動改革が進んでいくと思いきや、なかなかコロナで持っても変化しない部活動の現状があります。  それどころか、私の勤務校では部活の時間を確保するために授業時間を1時間短縮するなどの時間割編成が行われたくらいです。  部活に関して基本的な考え方の大きな違いがあると感じました。  それは、「コロナ前の部活はよかった」という主張です。  「部活動なんて必要ない」「教員でなくて地域のクラブチームでやればいい」「家庭が大切で部活動をやっている余裕がない

自分の意見と反対の意見に耳を傾けたい

 自分が”こうあるべきだ”や”こうしたい”と思えば思うほど、その考えに反対の意見に耳を傾けにくくなる。  例えば、教員の働き方改革はまさにそう。  一方はとにかく働き方改革を通して、業務の見直しを行いながら勤務時間を意識した働き方をしたいという人。  もう一方は現実的(生徒の実態や地域の特性など)に不可能、あるいは非常に労力を必要とすることなのだから無理に改革を推し進めることに意欲的でないという人。  学校現場での働き方改革が進まないのはこの二者が完全に対立しているこ

中体連は部活動改革の癌

 中体連の大会は部活動改革の癌になっています。  全国大会やその下に各地方大会(関東大会・東海大会など)がこの状況下でも無理矢理にでも開催する方針を固めています。  するとその下部大会は予選という形で開催しなければならなく、結果として中体連の大会は必ず残ります。  もちろん昨年度私は大会を1つなくすことに成功しましたが、改革をしたいという教員ばかりでもないというのが現状です。  なかなか声を大にしていうことができないような雰囲気がありますからね。  部活動改革として

教員の人事異動がもう少し早くわかれば…

 さて、教員も人事異動の時期です。  「まだこの学校で働きたい」「私はまだ移動ではない」と思っていても、ふとした時に人事異動を告げられますよね。  教員の移動には地域の特性があると思いますが、おおよそ共通しているのは”3年勤務した人は移動対象である”ということです。  また小中学校では長くても7年前後ではないでしょうか。  そのくらいのスパンで移動の可能性が出てくるということです。  正直人事異動自体は良いことだと思います。  職場に新しい風が入ってきますからね。

部活再開の笛が鳴らされた

 緊急事態宣言も全国的に解除され、いよいよコロナ禍での変化がどうなっていくかが試される時期になりました。  ここで安易に例年通りに戻してしまっては何も意味がありません。  多くの教員が不満に思ってきた無駄なことに焦点を絞って考えることができたこの時期の変化を大切にしたいものです。  しかし、残念ながら勤務校で部活動は完全再開することになりました。 それもそのはず、   「いつになったら部活が再開できるのか」と真剣に考えている管理職と一部の教員。  「部活動は生徒指

部活動はそんなに大事なのか

 新型コロナウイルスの感染対策として学校現場も多くの対策を講じてきました。  しかし、納得できない点があります。  それは部活動に関するコロナ感染対策についてです。  自ら感染しにいくような活動は自粛すべきでも、活動をやめないところが非常に多い印象です。  続々と集団感染のニュースが出てくるようになりました。  学校現場での感染は部活動が圧倒的に多い気がします。  なぜならマスクをしていないし、密になっているからです。  15分程度の会食でも感染リスクがあるとい

部活動は教育的に必要だ!!

 こんなふうに思っている教員はどのくらいいるのでしょうか。  部活をすることで普段の生活レベルが向上する。  部活を行うことで精神的にも強くなり、忍耐力がつく。  部活を一生懸命行なっていた生徒の方が学力が高い。  部活を一生懸命できないのであれば勉強だってできるはずがない。  部活で学ぶことは普段の学校生活の中で学ぶことができないことばかり。  耳が痛いほど、部活大好きな教員から自分が言われてきたことです。    さらに「部活動を指導したいから」と教員採用試

令和3年度の中体連主催の大会に関して

 令和2年度はコロナウイルスの影響でなくなった大会が非常に多いです。  しかし、令和3年度には例年通りの大会が行われようとしています。  なんのための働き方改革なのか。  なんのための文部科学省の部活動に関する通知なのか。  せっかくコロナの影響で部活動の見直しが図られたのに、コロナ前の例年の活動を踏襲しようという動きが変わらないのはなぜなのか。  会議では確かに大会の縮小が求められていましたが、例えば地方大会が5試合あり、その結果をもとに県の代表校を決めるという過

部活動の改革は内側から

 令和2年度はコロナウイルスのおかげ?で部活動自体が制限されたり、大会も運営することができなく、部活動として「平日の部活指導」と「休日の部活動指導」が主な活動になったと思います。  部活が自粛され、活動できなかったことでどのような弊害が起きたでしょうか。  少なくとも、自分の周りでは「教員が早く帰ることができた」「部活がないと子どもが帰る時間が早いね」「会議この日もできるね」などとポジティブな働き方になっている同僚が多くいた印象です。  子どもたちも「部活ないんだ!イェ

部活動への教員の意識が変わってきたかも…

 ”部活動はいずれなくなる” ”働き方改革はまず部活動から” など部活動のあり方に関して少しずつ教員の中で意識が変わってきたと感じるようになりました。   <<まず自分がやれることをとことんやる>> ・大会の運営側の役割(県大会クラス)もついていたので令和3年度以降大会は開催しないよう決定。 ・平日の部活動は学校がどうしてもやって欲しい・生徒指導上やるとなってしまっている時以外はなるべく削減。←保護者や生徒が不満に思わない程度で徐々に削減。 ・休日は月4回あったのを

土日の勤務について

 先日滋賀県の日野町でおきた、土日の勤務時間を削除するように言われたということがニュースで話題になりました。  部活動や教材研究、公務分掌など土日にやらなくては平日だけでは到底終わらせられる量でない時がよくあります。  そんな時、平日深夜まで毎日やっていては体がもたないので、休日にまとめて来週の分のタスクをこなすということをする場合があります。  そうでもしないと到底終わらないことが多すぎるのです…  またそれに加え、部活動指導があります。  部活動のガイドラインは

校長先生!まず廃止するのは『サッカー部』でどうでしょう!

文部科学省は、公立学校の教員の時間外勤務の上限を月45時間、年360時間とするガイドラインを策定する見込みです。 公立学校の教員は給特法により時間外手当が支給されないので、「サービス残業を国が認めるようなものではないか」という至極真っ当な指摘が既になされています。当然、ガイドラインの策定で終わってはダメで、長期的には「時間外勤務ゼロ」または「時間外勤務手当の支給」のいずれかを国として目指さなければなりません。 ただ、過労死ラインを超える時間外勤務が常態化している教員が非常

部活動の転部に関して

 転部が悪いわけではないと思います。  むしろその生徒にとって転部はプラスにはたらくことだってあります。  でもどんな理由があろうと考えなくてはならないことが2つあると最近気付かされました。  1つ目『その部活に残された生徒』のことです。 転部をしたことがわかると、多少なりとも部内での雰囲気は変わります。  実際に中学校の時には自分が転部した経験がありますし、高校の時には転部してきた子、さらに転部して行った子など部内でメンバーが変わったことが多々ありました。  その