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教育系記事まとめ

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教育に関して自分なりの考えや、思ったことを書いていきます。 自分が今の教育に関して正直に思ったことを書きますので、もし、違う意見等ありましたらコメントいただけるとありがたいです。…
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#働き方

教員の仕事を効率よくこなす方法

できることは児童生徒に任せる先生が全てやってあげようとするから時間はどんどんとなくなっていきます。任せられることは、多少クオリティが下がってでも児童生徒に任せることで、先生自身の仕事の量を減らすことができ、さらに児童生徒の頑張りに気がつき、価値を広めていくことができるなどたくさんのメリットがあります。具体的にわたしが任せたことは、 学級目標のポスター作成 班ポスターの作成 座席表 予定の管理(急な変更はこの係に伝達) 給食のおかわりなど 宿題点検 プリント(さほ

夏休み明けの課題チェックを児童生徒に任せる

さて夏休みが明けると,夏休み前に児童生徒に出した課題のチェックが待ち受けています。これが本当に大変。なんとか簡単に ”出した・出していない” がわかる方法がないか考えた結果,タブレットを用いることで容易にチェックすることができました。今回はそんな方法を紹介します。 事前の準備Googleフォームの作成 Googleのアカウントがなくても並び替えができるように,Googleフォームのはじめに,対象のクラスの名簿を作成しておき,児童生徒が自分で選択できるようにしておきましょう

Googleフォームのデータをピポットテーブルを活用して編集する方法

googleフォームでアンケートを作成しデータを集めたものの,データをどう編集していいのかわからないという方に向けて,”googleフォームからのデータをスプレッドシートのピポットテーブルを活用して編集する方法” をわかりやすく説明したいと思います。 ▼ フォームとスプレッドシートの連携に関しての記事はこちら ピポットテーブルとはピポットテーブルは,データの計算・集計・分析を行うツールです。例えば,「1〜5の数字の中から好きな数字を1つ選んでください」というアンケートを行

Googleフォームからスプレッドシートへのデータをズレずに自動で集計する方法

googleフォームでアンケートを作成し事前にスプレッドシートで関数を設定し自動で分析ができるようにしておこうと意気込んだものの,いざデータを見るとズレているなんてことありませんか。今回は,そんな ”Googleフォームのデータをスプレッドシートで編集するときのズレをなくす方法” をわかりやすく説明したいと思います。 ▼ Googleフォームとスプレッドシートの連携はこちらから ズレるとはどういうことか単純にGoogleフォームの回答を受け付けるページから,別ページに編集

Googleフォームとスプレッドシートの連携で効率化

Googleフォームでアンケートを作成したものの,データがそもそもどこにあるのか,データをどう編集していいのかわからないという方に向けて,”Googleフォームから転送されたデータをスプレッドシートで見やすく編集する方法” をわかりやすく説明したいと思います。 学校の先生はぜひ使えるようになると良いと思います。 画像を使ってこちらでも解説をしていますので,もしよろしければご覧ください。 スプレッドシートとの連携方法Googleフォームの作成画面から,画面上部の ”回答”

自主研という名ばかりの不必要な講義

学校には“自主研”という名の研修があります。 自主研は『自主的な研修』です。必ず受けなければならない研修ではなく、その学校の実態に即して行われる研修ということです。 学校の先生、特に公立の学校の先生は法律で『研究と修養をおさめること』とされているので、1年間の中で多くの研修が準備されています。 わたし自身も研修で多くのことを学びました。実際に現場を離れてみるからこそ、見えてくる課題や、自分が行っている実践が周りからはどのようにみられるのかを知ることができる機会だからこそ、研

あなたはどんな教員ですか?

「あなたはどんな教員ですか?」という質問をされたときに、どのように返答をしますか? ・子どもに一生懸命関わる教員です ・学級経営に全力を注いでいる教員です ・部活と授業との両立に困っている教員です ・時間外勤務時間が長くなってしまっている教員です このように「あなたはどんな教員ですか?」という質問をしたとき、教員によって答える内容は異なることでしょう。 つまり、教員だって‘’いろいろな考えを持った人がいる‘’ということ、そして‘’それぞれに悩みを抱えていること‘’という

学校に残りたがる教員と早く帰りたがる教員

複数の学校で勤務すると,大体その地域の学校の特性のようなものがわかってきます。 例えば,慣習としてなかなか止めることができない活動があることや,無駄に体裁を整えようとするなど,地域によって良くも悪くも特性があります。 そして,今の勤務地域の学校で驚きなのが『学校に残りたがる教員』が一定数いるということです。 わたしも含め,『早く帰りたがる教員』はなんとなくわかります。しかし,なぜ学校に残りたがるのか疑問に思います。 とくに初任者の指導担当がこの『学校に残りたがる教員』だと大

初任者は授業数を半分にすべき

わたしが初任者の時には担任ではありませんでした。 さらに,教科担任は横持ちであったため,同じ授業内容を繰り返すことができたので,自分の中でだんたんと発問の仕方などを試したり,変更したりすることができました。 しかし,特に小学校で担任を持っている教員は,週あたりの時数は28〜30時間であることが多いなど、毎日の授業をこなすだけで非常に大変です。企業で言えば、いきなり入社してすぐ、「自社の製品の営業に行ってこい!」と放り出されるようなものです。できなくて当然なのに、できないと責

定時退勤は目的なしにはできない

わたしの勤務時間は8時10分〜16時40分です。 それ以降はわたしの勤務時間ではありません。 これが通用しないのが『教員』の世界。 定時に帰ろうとすると, 「あれ?もう帰るの?」 「はや!家に帰ってからなにしているの?」 などと,悪気もなく訪ねてくる人がいます。 正直,明確な目的がなければわたしも,ダラダラと時間を過ごすことになってしまい,定時退勤は不可能だと思っています。 しかし,明確に帰らなければならない理由があれば,なんとかして定時に退勤できるように ”工夫" し

6月の指導は厳しくなりがち

4月勢いよくスタートするために必死に考えた『担任第一声』。 4月はそこで話したことを意識して指導にあたっていた。 5月GWもあり,段々と慣れ,学級の本性がで始める。 担任自身も日々の指導で手がいっぱいになり,『担任第一声』で声高らかに話したことがすこしずつできなくなる。 そして子供たちもすこしずつ気が緩んでくる。さらに子供たちが先生を試すような発言をしたり,行動を取り始める。しかし,担任は気がつけない。 そして6月。 4月では当たり前にできていたことができていない現状を担

教員の働き方が変わる裁判

田中まさおさん(埼玉県の小学校教諭)が教員の働き方に関して訴訟をおこし,大きな波紋を呼んだ。 そして3月10日に控訴審第1回口頭弁論が東京高裁で開かれた。 「教員に自主的労働を求めることは『強制労働』」 と言う発言。 まさに教員の働き方の本質を捉えた発言。 令和3年度 教育委員会における学校の働き方改革のための取組状況調査では,教員の時間外労働の実態が明らかとなった。働いている身として感じることは「もっと長いでしょ…」ということ。 過小評価とも見れる結果ですら,中学校

【朗報】午後4時半下校で教員の負担削減へ

本日2022年2月2日にこんな記事が出ました。 岐阜県の下呂市で午後4時半には生徒を必ず下校させるようにして,教師の負担を減らそうとする働きです。 この働き方に関しては,「やっとまともに動いてくれる市町村がでてきてくれたんだな」と感心すると共に,「部活動はやる気でいるんだ…」など変わってこない部分もはっきりとした印象でした。 しかし,忘れてはいけないのは,4時半まで生徒がいることによって,その後に教材研究や校務分掌等の仕事がやってくるということです。 下呂市の勤務時間の

教育に効率化を求めるべきだ

中学校の先生は本当に忙しいです。 わたしは中学校でしか勤務したことはありませんから、他の校種とは比較はできませんが、中学校の先生の勤務時間は『中途半端な空き時間が多いことによって、結果として帰る時間が遅くなる』という印象です。1日の中で1コマだけ授業が空いている、いわゆる ”空きコマ” があったとしても、生徒指導が大変な学校であれば、廊下で飛び出したり、暴力沙汰を起こさないか監視役をやらされるなど、結局空きコマが消えるということが多々あります。さらに、下校や生徒の帰宅後のトラ

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