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10月8日:今週のアーユルヴェーダ養生

私が住んでいる関西では、
急に気温が下がって、
寒さを感じるようになりました。

日本各地でも
急な気温の変化があるようです。

アーユルヴェーダでは
季節の変わり目をとても重要視しています。

体や心の動きに影響を与える
3つのドーシャのバランスが
崩れやすいためです。

そもそも季節の変わり目では
自然界のドーシャが揺らぎながら
季節をまたいでいきます。

そのあおりで、
私たちの体内のドーシャも
揺らぎがちになり、
うまく対応できないことが
心や体の不調につながったりします。

そのため、
季節ごとに優位になるドーシャに対する
対策をアーユルヴェーダでは推奨しています。

例えば、
秋には、
自然界で風のエネルギー・ヴァータが
強く働くようになるので、
心や体もその影響を受けて
ヴァータのエネルギーが
強く働くようになります。

そこで、
ヴァータが強くなり過ぎないような
対策が色々と推奨されます。

それは理論的には正しいのですが、
ただ、その前に。

その大前提として
自分自身の体質を理解していることが
大切になります。

「体質を理解」というと大げさですが、
つまりは、
自分の体と対話できていることと
思ってもらうとよいと思います。

簡単な例で言えば、
寒いと感じているのか暑いと感じているのか
です。

同じように寒さを感じていたとしても、
ひとりひとり感じ方は違うはずです。

それこそ、
私は寒いと思っているのに、
一緒にいる友達は涼しくて気持ちいいと言っているとか。
そういうことありませんか?

自然界の現象に対して
感じ方や影響の受け方は
ひとりひとり異なるものです。

人によって暑さ寒さの感覚は異なります。
寒いと感じるのであれば、
長袖を着て、羽織ものも必要でしょう。
暑いと感じるのであれば、
秋だからといって無理に長袖を着る必要もないのです。

テレビの天気予報で
今日は寒いので羽織ものを用意と言われても
皆が同じ服装である必要はないのです。

もちろん用意しておくのはいいのですが、
その時その時の体感で調整する
柔軟性が必要です。

服装だけではありません。
気温や大気の湿度などで
体の様々な部位に変化が現れます。

ここ最近、
手や指先がかさかさするようになったとか。

朝晩涼しくなって
よく眠れるようになった人もいれば、
なぜだか
気持ちが落ち着かず
かえって眠れなくなった人もいるはずです。

それぞれ今どんな変化があるのか。
その小さなサインに気付いて
ちょっとケアしてあげること。

そうすることが、
心や体揺らぎやすい季節の変わり目を
とっても快適に、とまではいかなくても、
少なくとも、滞りなく過ごすことが
できるようになるカギになります。

今週一週間は、
気温や湿度の変化、自然界の変化に伴って
ご自身の体や心に起きている変化に
注意して過ごしてみてください。





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