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10月15日:新しい扉が開く新月

10月15日午前3時前
新月を迎えます。

サイデリアル方式のインド占星術では
星座:乙女座
ナクシャトラ:チトラ

日本では見ることができませんが、
今回の新月は日蝕を伴います。

そして次の満月には月蝕が起こるという
蝕のシーズンが始まります。

日蝕・月蝕は
運命を反転させると言われ、
人生の中で、
転換点となるような出来事や
変化を促すような出来事が
起こりやすいのです。

なによりも、
日蝕・月蝕は
心と体の両方にとって
課題となっていることを
浮かび上がらせやすいタイミングです。

輝きを放ち、機会をもたらす星

チトラには
輝くものという意味があります。
シンボルも
宝石や真珠です。

天文的には、乙女座で輝くスピカにあたりますが、
スピカの日本名は「真珠星」とのこと。
夜空に青白く輝くことからついた名前のようですが、
不思議とリンクしていますね。

磨き上げられ、育まれて
輝くものとなる。
それがチトラのエネルギーです。

今あなたが手にしているものは原石です。
それはただの石の塊のようにみえるかもしれません。
価値がないように見えているかもしれません。

けれど、
それは、あなたによって磨かれるのを
待っています。

アーユルヴェーダの古典書の中に
薬にならないものはひとつもない
という言葉があります。

量子力学では、
あなたが注意を向けたものだけが
実在のものとして存在をはじめるのだと
言われています。

他人はそれを
ただの石ころじゃないかと言うかもしれません。
今は評価されていないかもしれません。

それでも、
あなたがそれを大切に思っているのであれば、
磨き上げる方法を探し
磨き上げることに集中すること。

それは必ず光輝くものをなります。

チトラは創造性の高い星。
芸術的な才能にも影響を与えますが、
なにより
何かを作り上げるエネルギーが強いのです。

機会を与える星とも呼ばれ、
変化していくこと、新しい始まりを
後押しします。

あなたが大切にしているものを
光り輝くものへと育てるために動き出す。

あなたにとって
磨き上げたいものは何か。
自分自身との対話の中で浮かび上がる
そんな新月です。

ターニングポイントの日蝕

日蝕は転換点です。

新しいものの見方に気付いたり
新しいサイクルの始まりになったりといった
変化を促し、
これまでとは違う世界への扉を開きます。

今回の日蝕では、
過去の清算がひとつの課題として
浮かび上がります。

これまで置き去りにしてきた想い、
蓋をしてみないようにしきた想い。

そうした想いを清算するチャンスです。

それがなければ
前に進めないわけではありませんが、
過去と向き合い清算することで
これから先
最も大切にしたいことに
より多くのエネルギーを
使うことができるようになります。

ただし、日蝕には
ひとつ注意が必要です。
インド占星術では、
日蝕の前後は大きな決断をしないようにと
言われています。

大事な契約を結ぶこと
不動産の売買
人生で大きな決定を下すこと
などです。

日蝕は
決断することには向かないのです。

15日の前後それぞれ3日間ほどは
大きな決断を避けるようにされるとよいでしょう。

この期間に契約したことや決断したことは
急に変更を強いられたり
ストップがかかたりといった
思わぬ出来事で変化を強いられることが
あるようです。

日蝕の期間中は
あくまでも内側との対話の期間。
自分の心を見つめる期間にして、
外での大きな決断などは避けるのがよいようです。

シフトチェンジ

この日蝕に始まる今回の蝕の季節は
大きな転換点になります。

カルマの星と言われる
ラーフ(ドラゴンヘッド)と
ケートゥ(ドラゴンテイル)が
10月末に星座を移動します。

今世の課題の質がシフトする
大きなシフトチェンジです。

それを前にした日蝕は
個人的レベルでも
社会レベルでも
大きな変化をもたらす
大きなエネルギーを持っているのです。

それを活かして、
変化を求める人は変化へ向けて
現状を大切にしたい人は
それを守るために
自分がこれからどうあるべきかをみつめる
大切な時間をお過ごしください。

さらに、
この新月の後、
女神への祈りを捧げる9日間。
秋のナヴァラートリーが始まります。
浄化と豊穣と叡智に浸る9日間です。

10月末のシフトチェンジを控え
神聖な期間が続いていきます。

この時期を逃さず、
心と体の整理整頓をして
なによりもまず、
自分にとって
一番大切なもの・こと
これからの人生で優先したいもの・ことに
気付くための期間にしてください。

それは、
すでにあなたの中にあるはず。
あなたに気付いてもらうのを待っています。










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