2023年7月の日記 -耗-

　7月の暑さが容赦なさすぎ。去年のいまごろは北海道にいて30℃未満で快適に過ごしていた頃と比べ物にならない。
　朝は8時過ぎると暑くて外を歩いていられないので、毎朝5:30の電車に乗って7時過ぎには会社に着くようにしている。家に帰るのも21時過ぎの涼しくなったころ。家にいる時間が短くなって、あまり良い生活習慣とは言えない。

　平日の生活リズムの反作用で休日何もする気がしない。家の片付けとか海に行くとかしたいけれど、家族が相変わらず調子が悪い。
　ずっと誰かしら熱を出していたり咳が止まらなかったりしている。検査しても常に陰性。ちょっと外出しただけで体調不良になったりするのは勘弁してほしい。

　何もしないで休日を過ごすのが精神的に苦痛であることは変わらない。身ひとつでふらっと出かけられた頃が懐かしい。
　ただ退屈に時間を過ごすのが耐えられなくなっている。世間では3連休に夏の想い出を作っているというのに、何も得られずただ寝て起きて食べて寝るだけで1日が終わるというのが辛い。
　一方でどこにも出かけず家にいたいという気持ちも分かる。時間を無駄にしてしまっている焦りと、何も意欲が湧かないという背反が起きている。おれの本音がどこにあるのかよくわからない。

　そんな生活の中で少しでも変化を見出そうと、髪形をツーブロックにしてみた。毎月最終土曜日に散髪していたので、髪の長さが全く足りず、花山顧問みたいな頭になってしまった。

女子柔道部物語の花山顧問

　たぶん髪質と頭の形が合わない。結局いつもどおりのソフトモヒカンが自分に合っていることが確認できた。

　勤務先の服飾規定が大幅に緩和された。モノトーンの半袖シャツやスニーカーくらいなら許容されるようになった。ここ数年私服をろくに用意していなかったので、身なりを整える良いきっかけになった。

　近所でよく使っていた施設が相次いで閉店している。子どもが通っていたスイミングスクールも潰れた。歩いていける距離だったのが、今度はスクールバスか車での送り迎えが必要になる。
　移籍の手続きをしないといけないのに、前述の体調不良を引きずって移籍先を決められないでいる。こうしているうちにどんどん体力が落ちていってしまうんじゃないかと不安でいる。

　すぐ行ける距離に大型銭湯が4店舗もあるのがこの町の気に入っていたところだったのに、そのうち2店舗が閉店する。
　その内の1店舗は優待目当てで端株を集めていた極楽湯(2340)で、閉店すると知ってからすぐに手放してしまった。配当も無いし特定口座で持っててもどうしようもない。

　自分のためにだけ金を使うのを躊躇するようになった。身内が喜ぶことに使った方が精神的にも満ち足りた気持ちになる。トンカツ屋でうな重を頼もうとしていた時にはさすがにウっとなってしまったが。

　もう少し自分の本音を実生活でも出したいなー。気軽に生きていきたい。身内を含めて他人に気を遣って本音を話せなくなっている。
　根本的にプライドが高くて、自分が一番上にいたいと心のどこかで思っているからか、本音で話す→気を遣わない→最終的には人の事をナメるという最悪な三段活用が性格に根付いてしまっている。
　この性格は治るものなんだろうか。表層的な愛想の良さを振りまくのもさすがに疲れてきたな。

　7月は充実した想い出が無いので日記のテンションもやや低め。このままだと消耗してるだけ。
　得ること自体に意味はない、失うことは損失でしかない。
　高校の同級生の言葉が今でも忘れられないでいる。