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話を聞いてない子、言葉の分からない子

私の子育ての経験からお話させていただきます。

話を聞いていない子、言葉の分からない子の反応で
 動き回って話を聞かない
 目を合わせず話していても興味があるのか分からない
 話し掛けや本を読んでもすぐに背中を向けてしまう
こんな行動のある時

親も先生も
 反応が期待通りでなく、子育てにやりがいが感じられない
 子どもの耳や心に届いている実感が持てない
 耳が、聞こえてないのか不安になる
 言葉が、理解できているのか分からない
こんな感想をお持ちではないでしょうか?

感覚統合に問題がある子どもの子育ては、いっぱい成長のために働きかけてあげたい周りの大人を裏切るように無反応だったり、無関心だったりします。

私もずっとこのことで悩んでました。
でも、この無反応、無関心の反応はちゃんと理由があって当然の反応だと気付いた時、気持ちの余裕が持てました。

大人も子どもも、そして感覚統合に問題のある子どもも心理的には同じです。

動物は自分にとって必要な情報には、常にアンテナを張っています。
人間の大人も、子供も、発達遅滞の子どもも同じです。

通常、赤ちゃんは「ミルク」や「抱っこ」の言葉や動作に早くから反応し始めます。これは、ミルクや抱っこが自分の欲している、必要な情報を表す言葉や動作だからです。

大人も、言葉の分からない外国に行ったとしたら、食べる物や行きたい目的地の情報を、周りの人の動きや話している単語を聞いて、何がその目的の言葉なのか、判断する情報を観察し聞き取ろうと頑張るはずです。

では、発達遅滞のお子さんの欲しがっている言葉は何でしょうか?
それは、その時の不快や不安に感じていることを、解消してくれる情報ではないでしょうか??
触られるのが嫌いで「ミルク」も「抱っこ」も警戒の対象の言葉でしかない子どもは、まず「ミルク」「抱っこ」の言葉を求めていると思っていると、聞きたくない言葉でしかなくなります。

背中を向けて、知らないふりをしよう。

気付いてないふりで、目を反らそう。

という反応で当然になります。

この時に、「抱っこ嫌だね。嫌だね」「怖くないからね。ゆっくり抱っこしますね」なんて自分を理解してくれる言葉をまず聞きたいのかもしれません。
すぐに、全てを受け入れてくれる訳では無いですが、傍で、本人の気持ちを分かって安心させてあげる言葉がけを続けていくと、あなたの掛ける言葉が、自分を安心させてくれる情報だと気付く時が来るはずです。
気付いてくれた時、大人への信頼感は、グッと上がるはずです。

自分に必要な情報「言葉」を話してくれている

となるはずです。

耳が聞こえない場合でも、ジェスチャーや口の動きを大きく見せるなどで、案心させてあげられる情報を伝える方法を探しましょう。

安心できる情報をくれる存在と認識されて、あなたの顔や口を積極的に見ようと思ってくれるようになるはずです。


発達遅滞の子どもとの、心のすれ違いは成長を促したいと頑張れば頑張る程陥りやすいのが次の状態です。

こどもの欲している言葉掛けができていない

固定観念から言葉掛けが子どもの本質に合っていない

親や先生の希望を叶えたい、大人側に都合のいい言葉掛けになっている


子どもが無反応、無関心な時に、どんな言葉掛けができているか見直してみてください


ここまで読んでいただいてありがとうございます。

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