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[読書]友達になれなくても、ファンになればいい。

『女性の覚悟』坂東眞理子さん(主婦の友社)を読んで。

現在、昭和女子大学総長を務められている坂東先生。
この本は、令和4年7月31日に発行されたばかりの、新しい本です!

今月、著者による出版記念講演会(ライブ配信)もあるそうです♪


心強いメッセージをもらいたいと思って、この本を手に取りました。
表紙を見ると、上品で堂々としたタイトル、そして、まさに「覚悟」という言葉にぴったりな、濃い赤色が印象的です。

この本は、人生の先輩から生き方全般のアドバイスをもらいたい!
子離れの心構えや、年を重ねてからのキャリアのヒントを知りたい!
自立のためのエールがほしい!
といった方にぴったりだと思います♪

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本を読んでまず思ったのは、昭和女子大学の学生になりたい!学生さんがうらやましい!ということです。
著者は、学生さんに「7つの力を持とう」と呼び掛けており、
その中で1番重視するものとして「自分を大切にする力」を伝えられているそうです。

また、本を読んで、一番勉強になった!と思うのは、友達になれなくても、ファンになるだけでよい、というメッセージです。

友人にまでなれなくても素敵な人に出会ったらファンになることです。

私はつい、日常で、せっかく出会ったなら仲良くなりたい!と思ってしまうのですが、
友達、というと常に気遣い合う必要があったり、お互いの状況が合わないと会えない、などの面もあると述べられています。
たしかに、会う人会う人と友達になっていたら、疲れてしまうし、覚えていられない、1人1人を大切にできないかも…
会う人みんなと気が合うというのもなかなかないですし…

でも、ファンなら、「あなたを応援しています!」と前向きなメッセージが伝えられるし、こちらも見返りを求めないですし、何より、ワクワク、楽しい!
ファンであれば、友達になれない…(ガーン)といって落ち込むこともなくなりそうです。
(相手と親しくなれないと、私に魅力がないのかしら、など必要以上に考えてしまうかもしれない。でも、それもなくなる!)

そのほか、緩やかに好感を持つ友人「ゆる友」のアドバイスも。
人間関係も、気負いすぎないのが良いのだと思いました。

この本にはためになるエールがたくさんあり、蛍光ペンでいっぱい線を引きたくなるくらいです。

他に印象に残った内容は、

  • アメリカと日本の子供への接し方の違い

  • 30代で本を10冊も出版されたこと

  • 女子大の役割(女性自身の開放)

  • 自力で生きていく覚悟

  • シニアに向いている働き方

  • 時間を有効に使おうとしすぎない、でもスマホを見ない時間も作ろう!

  • 周囲から怖がられないように。

  • ”後ろを向いても何も生まない、未練がましく子供にしがみつくな”

  • 卒母宣言

  • 自分の人生をおとしめない

などなど、盛りだくさんのメッセージ、内容でした。

そして本のタイトル通り、「覚悟」という言葉が何度も出てきます。

自己否定は甘えです。…(中略)…現実を受け入れるのが「覚悟」です

思わずグサッとくる言葉ですが、変えられる部分で努力するのが大事!ということだそうです。

…ということで、友達100人できるかな、ではなく、
素敵な人に出会った時は、まずはファンになって、たくさん「素敵!」「ありがとう!」を伝えます。
あなたも、人間関係づくりの辞書に、「ゆる友」と「ファンになる」を取り入れてみませんか。


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