見出し画像

春の終わりに犬の誕生日とウルトラマン

月初めは可能な限り、神社さんに挨拶に行くようにしている。一日参り(お朔日参り)っていうの?呼び名はよく知らなかったけど、それ。無事今月を迎えられましたよーありがとうございまーすって手を合わせるやつ。今月は桜が終わっていくタイミングだった。

しかし今年の桜は芽吹くのも開くのも舞うのも散るのもすごいスピード感だったなー。最寄りの桜並木はちょうど満開になるあたりであたたかい雨が続いて、そのあと春特有の強風が連続したもんだから、完全にピークを見逃した。誰も見上げないあの日の桜がきっと一番綺麗だったろうな。ちぇっ。

こんなにも花見を楽しまずに終えた春は久しぶり。毎年儚い儚いと言いながら見送っているけど、今年は過去イチの儚イヤーだったわー。無念。


しっかり葉桜にかわる頃にこたらふこたろう(初代犬)の誕生日。うちの場合は墓参りの日となる。平日だったけど仕事がバタついていなかったので、当日にお寺さんの共同墓に花を供えにいく。

お墓に供えた花

これまで4月7日になるとまず、こたさん(と鉄腕アトム)の誕生日だ!が浮かんでいたけど、ここ最近は「となると、明日はお釈迦さんのお誕生日だな」も加わるようになった。

翌4月8日は灌仏会かんぶつえ(お釈迦さまの誕生を祝う日)ということもあって、この時期になるとお寺さんにコンパクトな花御堂が設置される。甘茶が注がれた灌仏桶の中に仏像が安置されていて、小さな柄杓でおのおの仏様に甘茶をかけてお祝いする。犬たちの納骨でお世話になるまで、まったく知らなかった風習。

この期間のお参りはお釈迦さまおめでとうございまーすたぽたぽーのアクションがあることで、「こたらふと凪(二代目犬)を供養しにきたワタクシであります!」と面と向かってあいさつした実感があって満足度が高い。よい。

他にもこたさんの命日がお盆ど真ん中だったり、凪の四十九日(納骨)がクリスマスイヴだったり、ちょっとしたタイミングがそれぞれお似合いでなんとも粋。たまたまをなんでも意味ありげにこじつける親バカあるあるだけど、実際こういうのって記憶に残しやすくてちょっと助かる。それを「やつらのおかげ」にすること含めてウフフだったりするんだよね。

自分の誕生日はスルーすることが多いけど、さすがにこの日は自宅にも誕生祝いを供えようと、お寺帰りに買い物に寄った。そしたら花屋より先に別テナントの洋菓子屋に吸い込まれた。

凪こたに供えてからお下がりをいただいている最中に「あ」と思ったけど、もちろん遅かったのでケーキの写真はなし。なんて無駄なくだり。ただお誕生日サポートを送金してくれた方がいるので一応ご報告。おいしいおやっつタイムを過ごしました。ありがとうございました。

そしてこの日、かの有名な花のお姿とお名前が一致。
「ああ、これがあの!」

自宅で供えた花

いい年になってようやく、フリージアを学びましたー。


我が家ではなんとなくここらが季節の区切りとなっていて、こたんじょうびが過ぎると、位牌まわりの春飾りをしまって次の飾りに交代させる。

彼がキラッキラしていた時代に譲ってもらった節句の飾り。兜なポコとドッグと鯉のぼり。成長や健康を願う対象の男子たちはもういないけれど、野郎ども5月がくるぞーと変わらず毎年出すアイテム。来月5日まで、今年もよろしく。

春のキャビンを彩ってくれた桜シリーズたちはひとまずお疲れさま。ありがとう、また来春。


えーと、あとはなにかあったかなぁ。繰り返しの毎日をぼんやり薄目で過ごしていると、日記すら書けないもんだなぁ。

以前は日々何枚も写真を撮って、毎日のようにブログを更新していたけれど、それは犬という魅力的な対象がいてくれたから。あの継続力はやっぱり自身の承認欲求由来ではなかったのだなーとつくづく感じる。単なる熱烈親バカエナジー。

自分のこととなると急に熱が冷めてしまう。いったい誰になにを伝えることがある?と内に向いて意欲が薄れてしまいがち。持ち前の好奇心不足と飽き性でサボり癖を発揮中の今日この頃。

10年以上フルタイム在宅生活を送っていて、区外に出ることは滅多にないし、誰とも話さず1日が終わるような日常が染み付いているので、社会性の低さは重々承知。ストレスフリーなこの生活に満足しすぎるのも正直まずいか、少しは世間とつながる道を残しておかないと、なんてこうした日記や雑記をギリギリ続けているんだけど、どうにも積極性に欠ける。

うだうだと更新しない言い訳を探しているところに、よきお品が届きました。

ゴン太郎本舗の山下さんに描いてもらった凪モチーフのイラスト2枚目。じゃじゃん。

なんでこうなった(笑)

前回は参考写真の指定もタッチも構図もなんの要望もせず、完全にお任せだったのだけど、今回は「コミカルに」とだけお願いした。山下さんお得意の自由な画風でという意味合いで。そしたらすごいの仕上がってキタ。斬新。

「好きに描かせて貰ってちょっと調子に乗りすぎた感が…」とのメッセージ。いやいや、自由に楽しんで描いていただけようでなによりです。ヒーロー要素ゼロの弱虫王子だった凪が、彼女の手にかかってウルトラマンになれました。アハハハハー想定外が過ぎる。さすがです。

こりゃインパクトあるな。シンプルなフレームが似合うよな。そうだな、今回はジャストサイズのカジュアルな額にしようかな。


ちなみに1枚目はまるで違うタッチでした。収める額もそれっぽいものを用意。その時のお話はこちら↓


こたさんお誕生日おめでとう。生まれて、買われて、放り出されて、なんとかうちに辿り着いてくれてありがとう。おかげさまでよき人生です。つなげてくれた犬仲間さん達とよろしくやっています。


ご支援ありがとうございます!凪こたの供養サポート、あるじの水分サポートいずれも大感謝であります🐶😄