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プーチンとタッカー・カールソン

ロシアのプーチン大統領をアメリカのジャーナリストであるタッカー・カールソン氏がインタビューした映像が、世界で10億回も再生されている

インタビューは2月6日のモスクワ
127分もあり、プーチン氏による詳細な歴史的経緯の説明が長々と続くなど、
全容を咀嚼するのは時間がかかるが、
自分なりに消化している最中

noteでもYouTubeでも全文訳を載せてくれている人がいるので、詳細はそちらで確認を

日本メディアの見出しを調べてみたら以下のようだった

・トランプ氏に近い元看板キャスター、プーチン大統領をインタビューへ…米国で賛否巡り論争(読売)
・プーチン氏揺さぶり「ロシアと交渉を」 トランプ氏支持の司会者通じ(朝日)
・プーチン氏、侵略を改めて正当化「ロシアだました」と欧米を批判 米元司会者のインタビューに(産経)
・プーチン氏「米国が武器供与やめれば戦争終わる」 米側インタビュー(毎日)
・プーチン氏「米はウクライナ支援停止を」 停戦交渉要求(日経)

この程度の記事を読んだところで、何が分かるというのだろう
みんな「分かった気になりたい」だけなのかもしれない
メディアにサクッと分かりやすく解説してもらいたいという気持ちは分かる

複雑な内容を咀嚼することにエネルギーを注げるほど「暇じゃない」と言いたいと思う
それは同感だけど、今の時代をできるだけ正確に理解するには、必須の情報だと思う
これは「歴史」そのものだから

自分の内面世界と外部世界は歴史という文脈で交差している
自分の内面形成は、社会の歴史的文脈と無縁ではない
無意識レベルの領域に深く根ざしている
外部の文脈を理解できれば、内部も理解しやすくなり、
制御しやすくなる

内部がよく分かっていない人は外部を知ろうとしない
外部をよく知ろうとする人は、内部にも関心を持つように思う

制御できなければ、振り回されてしまう
振り回されているうちは、内面の自由を確保できない
「旅」を楽しめない

僕の祖父は、当時5歳の母たちを残してフィリピンで戦死した
戦争には行きたくなかっただろうが「行かざるを得なかった」と言うと思う
世界平和あってこその内面の自由なのだ
無関心でいていいというわけにはいかない

ウクライナやガザでの戦争と、自分の日常をどう繋げるのか
考えすぎてもいけないけど、考えないのも危うい

やはり歴史を学ぶ必要がある
歴史認識というベースがないと、
今の自分の立ち位置が危うくなってしまう

日本史でもなく世界史でもなく
ホモサピエンス史を学ぶべきだと思う

考古学的なアプローチやDNA解析など、
解釈ではない科学的証拠を積み重ねることで
浮かび上がる歴史観が大事だ
たくさんの証拠を積み重ねて、
自分なりに分析する以外に道はない

改めて歴史が大事だと思った6日目


メモ:
タッカー・カールソン(Tucker Swanson McNear Carlson、1969年5月16日 - ) は、アメリカの保守派政治コメンテーター。2016年11月から2023年4月までFOXニュースの政治トーク番組『タッカー・カールソン・トゥナイト』で司会を務めた。1990年代に新聞雑誌記者となり、2000年から2005年までCNNのコメンテーターおよびテレビ討論番組の共同司会者を務めた後、2009年からはFOXニュースの政治分析を担当。アメリカの国家主義と右派ポピュリズムに同調的な反グローバリスト。著書に『愚か者の船〜利己的な支配階級がいかにしてアメリカを革命の瀬戸際に導いているか』(2018年)

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