或る音楽会の進化 〜音楽を地域に根ざす第一人者・前編~
はじめに
或る音楽会プロジェクトを一年かけて精査した歩みを復習も意味も込めてお伝えしていきます。
私はこの一年の間で様々な場所や人と出会ってきました。
中でも「人と地域を音楽によって繋げる活動」を実際に行っている方と出会えた事は、私にとって大きな刺激ともなり、私自身のこれからの道筋を明確にするきっかけにもなりました。
この一年の間で私は四人の素晴らしい方と出会いました。
この四人の方について、二回に分けてお伝え出来たらと思います。
地域に根ざす歌声喫茶の伴奏者
昨年2月に私はオンライン上で、東京都内にある伝統の歌声喫茶「ともしび」の伴奏者、廣瀬めぐみさんと知り合う事となりました。
歌声喫茶の伴奏者を行いながら、「地域と音楽を繋げる」事においての常日頃様々な取り組みをされています。
廣瀬さんと初めて出会った時、「何故あなたはそれをしたいのか」という“客観的理由”を常に心に持つ事を教えられました。
一年前、私は或る音楽会をどうしていくか分からないままでした。人に説明すら出来ませんでした。
私に客観的理由がなかったからです。
この出会いから「何故これをしたいのか」を自身に問う事から始まりました。
廣瀬さんからは私に“コミュニティマネジメント”の勉強をする事を勧めてくれました。
そこから更なる出会いがありました。この出会いと学びについてはまた次の機会に。
コロナ禍であっても廣瀬さんは今も配信等様々な場所で活動を行っています。
参考リンク①
廣瀬めぐみさん公式サイト
https://utagoemeg.com/
山間の町のコーディネーター
昨年秋、島根県に住むとある方からメールが届きました。
その方の名は永田正彰さんという方でした。
永田さんはトロンボーン奏者であり、フィリピンでの留学を経験しながら、現在は島根県川本町という山間に囲まれた町で“地域おこし協力隊”として活動をされています。
昨年11月、永田さんとギタリストの西里博喜さんが主催するコンサートに私はお手伝いで参加する事となり、初めて川本町に訪れました。
川本町は江の川という大きな川が流れる自然豊かな町でとても癒やされました。
この街にある高校の生徒達とカンボジアからの留学生と一緒に、小さなカフェで開催されたコンサートは素晴らしいものでした。
私も久しぶりのコンサートで俄然或る音楽会を開きたいと思いました。
永田さんからは実際に地域の中で行うコンサートから私に必要なものを教えて頂きました。
永田さんは日本の地域だけでなく、世界にも目を向けた活動を行っています。
フィリピンやウガンダに音楽を根付かせるために楽器を寄付したりオーケストラを作る活動をなさっています。
参考リンク②
永田正彰さん公式サイト
https://masaaki-nagata.com/
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