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徳島

故郷の徳島に帰省してきました。

毎年、この時期には帰省しています。

畑をしていた昨年までは、この時期から夏野菜(特にトマト)の種まきをしていました。

地元の種蒔大師さんにお参りに行ってから、種まきを始めるという流れが、自分の中のルーティンでした。

芽が出るかなと、ソワソワしていた頃が、とても懐かしく思います。

今年は、ベランダでプランター菜園に努めたいと思います。


今回の帰省は、実家で栽培している金柑の収穫が、主な目的でした。


この金柑の木は、ぼくが産まれたころに、祖父が親せきの家から持って帰ってきて育てているそうです。

昔から、たわわに実をつけてくれています。

しかし、以前は、酸っぱいし種が多くて食べづらいし、料理するにも手間がかかるしということで、祖父の友人に配ったりして消費していました。

世話をする時間も無くなり、何年もほぼ放置状態でした。

意識していませんでしたが、この間も、ずっと金柑は実っていたと思います。(ほぼ、鳥の餌だったと思います・・・・・・。)


何年か前に、あまりに放置され続け、春になっても木に金柑がついている時がありました。

伸び放題になった枝の片づけを、祖父とやりはじめたのが、また金柑と向き合うようになったきっかけです。

たまたま興味本位で食べてみると、皮はパリッとしているのですが、中はジュルっとトロッと、食べたことがない旨み衝撃が走りました。

友人にも食べてもらい、お菓子になったりジャムになったり、お店で使ってもらう機会が増えました。

当時、ぼくは、「アルデナイデ農園」として活動していたので、屋号にあやかって、【アルナイきんかん】として販売しはじめました。

霜が降らない徳島では、春が来るちょっと手前まで、収穫を遅らせても大丈夫だということがわかってきました。

また、剪定等の世話についても、あーでもないこーでもないと、祖父と一緒に話をすることが、ぼく自身とても楽しみになりました。

百戦錬磨の祖父との時間。昔から、本当に大好きです。


二人でやりはじめたことも、今では家族総出で作業を行うようになりました。

無言で黙々と作業が続きます。

年々、収穫スピードが上がってきています。

目に見えない団結力を感じる瞬間は、毎年ゾクゾクします。


金柑の木は、一足早い春の温かさを、ぼくたちに教えてくれているのだと思います。

感謝しながら、これからもみんなで過ごしていきたいです。


収穫と同時に剪定作業もします。

すっきり散髪された枝の間から、きれいな青空が見えました。


きっときっと。

やさしい春が、やってきているはずです。




懐かしくて、おいしいもの。

いっぱい食べて、チャージ完了です。



ARIGATO.



□いしごはん□

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