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歌舞伎をみたよ。

博多座に家族で歌舞伎を見に行きました。
親が、歌舞伎とか文楽とか好きなのです。最初はあまり興味がありませんでした。親にしつこく「寝るなよ」と念を押されるのも「そう思うなら連れて行くなよ」と思っていました。

実際に間近で見てみると迫力があり、面白かったです。三つのお話がありました。

「廓三番叟」

しいたけみたいな頭の人(女)と、青色の振袖のひと(女)と緑色のひと(男)が踊ります。
よくわからないけれど、にぎやかな気分になりました。
親が言うには、おめでたい舞なんだそうです。

「人情噺文七元結」

貧乏な一家の娘が奉公に出て、お父さんの借金を返そうとします。
喧嘩したり泣いたりで暗いシーンが続くのですが、五分に一回ぐらい笑いを取りに来るので暗くなりすぎないところが良いな、と思いました。
お父さんは、お金をなくして死のうとしている若い男に、娘のおかげで借りられたお金を渡してしまいます。
そのせいで大げんかになるのですが、最後は若い男が勤め先の主人を連れてきてめでたしめでたしです。
舞台がぐるーっと回る仕掛け「回り舞台」や客席の中を駆け抜ける「花道」を見ることが出来ました。

「太刀盗人」

田舎者が市場でスリに刀を盗まれそうになり、どちらもこれは自分のものだと言い張って争いになります。そこにやってきた偉い人がどちらの言い分が正しいかを決めようとします。
ここからは、なぜか踊りながら会話をします。
スリは、田舎者が質問に答える(踊る)のを聞いて(見て)、それを真似して答えよう(踊ろう)とするのですが、微妙に合っていないところが真似してごまかしているっぽさがよく出ていて上手いな~と思いました。
(ダンスの授業の時、周りを横目でみながら真似しようとするとああなります)
せりふ回しなどが、学校で習った狂言に似ているな~と思ったら、やっぱりもともとは狂言なのだそうです。

歌舞伎の面白さに気付けて良かったです。

福岡って都会だな~。

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