みんな知らない?ゲームプロデューサーはこんな仕事
何やってるのかよくわからない職業の代表格だと思うんです。私。
ゲームが詳しい方だと、動画配信やイベントに出演しているのを見た事あるかも知れませんね。
今回はそんなゲームプロデューサーの解説です。
概要
かの有名な任天堂のリクルートページでは、各役職の解説があります。
https://www.nintendo.co.jp/jobs/introduction/planning/work.html
そうなんです!
企画者であり総責任者。
それがプロデューサーです。
ちなみに、ゲームプロデューサーで一番露出してると言っても過言ではない、
スクエアエニックスの吉Pは、4月にしくじり先生に出演されていました。
https://abema.app/b9bv
※Abemaプレミアム会員のみ視聴可能です。
以上を見た方は大体概要が掴めたんじゃないでしょうか。
今回は、一応下請けゲームプロデューサーの私めが更に詳細をしたため候。
プロデューサーとディレクター
まず、良く混同されるのが「ディレクター」なんですが、この二つの違いは以下。
端的に言うと
プロデューサー
作品の企画作り、プロジェクトとしての立ち上げ、管理ディレクター(監督)
作品の制作指揮をとる人
これがざっくりとした区分です。
巷で言うどの業界のプロデューサーも総じてこんな感じ。
つまり、総責任者(プロデューサー)と品質責任者(ディレクター)って感じですね。
もちろん兼業してる事(※吉P)もあったり、会社・業界事に内容のぶれはありますが、イメージとしてはコレです。
今回は「ゲーム」のプロデューサーの解説なので、これをさらに掘り下げます。
作品作り 〜0から1の作業〜
まず第一歩目。企画を作る。
ゲーム会社内で新しいゲームを考えます。
アイデア自体は他からくる事もありますが、まずは企画書作りです。
チーム制作に移るまで何度も提出→承認の繰り返しです。
プレゼン資料を用意して、予算等を算出するのが主な仕事です。
それが終わったら、次にプロト版の作成です。
まぁまずは面白いか、売れそうかの判断のためにザックリ作ってみましたーって段階です。
少数精鋭で簡単にゲームシステムの制作やイメージボードといった今後のゲーム方針を作成していきます。
ダメなら企画自体が消えてなくなるので、かなり混沌とした作業段階です。
と、ここまでがプロジェクトの立ち上げ。
これで無事作品制作の0から1を作ったという訳です。
文字通りproduce(生産)作業は終えました。
この後
アルファ版(ゲームとして遊べる程度)→ベータ版(一通り作り終えた)→マスター版(販売出来るレベル)
と制作は続いていきます。
ちなみに、この1までの作業で軽く一年かける事も多いです。
ビッグタイトルだと何年もかけたりするのもザラ…
見えないところで、頑張ってます〜
作品作り 〜2から10の作業〜
じゃあこの後何やってんの?って話ですが、ひたすら調整役です。
発売日に間に合う様にディレクターに指示を出し、追加資金が必要な場合は会社に掛け合い、関係企業間との擦り合わせ等々をこなす。
作品作りをしてくれている、ディレクターを始めとした全スタッフ達のお世話役。
加えて、制作業務以外の庶務雑務の総管理です。
下請けプロデューサーの私の場合
ちなみに私は下請けのゲームプロデューサーなので、もっとスケール小さい仕事でした。
関係企業を回って案件を取ってくる
予算に合わせた人員配置とスケジュール調整
案件の進行を逐一追いかけてサポート
クライアントと請求書や契約書等書面のやりとり
問題発生(遅延やマシントラブル等)した時の折衝対応
などなど…
全然produceしてなーい!
どちらかというと総責任者の意味でこの肩書きって意味なんだと思います。
プロデューサーになるには
ちなみにゲームプロデューサーになりたい!という方。
まずはデザイナーやエンジニア、プランナーから始めましょう。
全体の流れが把握出来てからこなせる業務なので、ある程度その道を極めてからが近道です。
でも、今時、企業に所属しなくてもゲームは作ることができる時代です。
UnityやUnreal Engineを使って自分の好きなゲームをプロデュースするのも良いかもですね。
日本から、マインクラフトの様な超絶有名タイトルになる作品が出来る事を期待してます。
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