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夏髪が頬を切る

友達だなんて一度も思った事はなかった
あなたに出逢ったその日から
変わってしまったものもあるけど
変わらない事の方が
あなたもあたしも多いよ

暑い帰り道に見えなくなるまで
本当に小さくなるまで見ていた
あなたが好きだったの
今も今も…

夏髪が頬を切る
また年を重ねてきっと思い出す
あなたの影 あたしの言葉
You Love You Love…

3つめ4つめと数えた星の涙に願う
あなたの傍にずっと居たい

まだ知らない事だらけの背中と
背中を合わせて聞こえてきた音
壊れても仕方ない程に熱い

光に手をかざして隙間から見えた通り雨カゲロウ
あなたの影 あたしは想う
You Love You Love…

暑い帰り道に見えなくなるまで
本当に小さくなるまで見ていた
あなたが好きだったの
今も今も…

夏髪が頬を切る
また年を重ねてきっと思い出す
あなたの影 あたしの言葉
泣き顔怒った顔突然唇に触れた唇も
傍にいると誓った証
You Love You Love…
You Love You Love…
I Love…

aikoの曲を聴いた時の満足感は凄い。
俺は少女マンガが大好きなんだけど、5分程度の一曲の中にまるで少女マンガのような世界観をギュっと詰め込んでくれる。
長いキャリアを積んでもなお歌詞には毎曲の様に情景やストーリーを感じさせてくれる。
普通恋愛の引き出しそんなある?aikoなんてほとんど恋愛の曲なのにまだ枯渇してないのはホント異常。尊敬、いや畏敬の念から俺はaikoの事はずっと「先生」と呼ばせてもらっている。

今回動画を貼ったKiss hugも例に漏れず凄すぎる。
歌詞なんて感じ方は人それぞれなんで、正解なんてないと思うけど俺なりの考察というか感想を、、
まず冒頭の
「友達だなんて一度も思った事は無かった」
この一文だけで恋愛の世界観と出逢いの情景まで想像させてくる。
イントロから曲も最高なので「あいつ?いやいや友達とかじゃないよ。普通にただの同級生じゃない?」とかそんな意味じゃないのも明白。

そして
「暑い帰り道に見えなくなるまで
本当に小さくなるまで見ていた」
お気持ち表明の仕方に胸が苦しくなる。普通なら暑い帰り道はすぐに空調の効いた室内に入りたいし、本当に小さくなる前にコンビニに入る。だからこそ、これだけで歌詞中の人がどんだけ好きなのかを伝わってくる。
後半のyou love you love...
の所もユラユラと蜃気楼に揺れる夏の暑い道路と小さくなった背中姿を想像させてくれる伏線回収具合。

まだまだ「星の涙に願う」とことか「壊れても仕方ない程に熱い」のとことか語りたい歌詞はあるけど、もうちょっと疲れてきたから最後に
「夏髪が頬を切る」だけ
多分だけど夏髪なんて言葉ないよね?でも夏髪が頬を切るってワードには夏の日に女の子の髪が風に揺れて頬にかかる情景を浮かばせる。
造語なのに初めてこの曲を聴いた時からスッと曲に入って景色やストーリーが浮かんできたから本当にすごいなと改めて思わされた。

ちなみに冬真っ盛りのこの時期に何でこの曲を思い出したかと言うと、今日の朝、前髪がカサカサ当たって痒くなったおでこを寝てる間に掻いちゃってて

起きたら描いたみたいなキズが残ってたおでこ

冬髪が〜デコを切〜る〜

って替え歌歌ってたから思い出した。それだけです。

あと
泣き顔怒った顔突然唇に触れた唇も
傍にいると誓った証

の所、同日に起こった話しやったらメンヘラ展開でホス狂の歌なんかも。。ってもっかい聴き直してしまった。

今日はそれだけです。お疲れ様。

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