書くのがしんどい から学んだ7つのこと

書くのがしんどい
著者:竹村俊助

1、自分のことを書こうとしなくてもいい

「書くことがない」と言って悩んでいる人の共通点は「自分のこと」を書こうとしている。自分の中にコンテンツがないとダメだ、と思っているのです。

ブログを始めたばかりのぼくを思い出します。あの時、何を書くのか決めずになんの下調べも資料もなく、パソコンに向かっていました。ネタが降りてくるのを待ちながらエディタをいじっていたんです。数文字書いては消して、1行も満たないで消してってやっていました。結局2時間たっても全然書けずに終わっていました。

なるほど、確かに自分の中にあるコンテンツを書こうとしていたと思います。でも、コンテンツなんてないから全然かけなかったんだなって思います。


2、自分の中に「何か」がなくても発信できる

自分でコンテンツを生み出すのではなく、まずは他人のこと、まわりのことを発信すればいいのです。自分のことを発信するのは難しくても、自分のまわりで起きたことや、自分の心が動いた瞬間を書いてみればいいんです。

「こんなにおもしろい人がいたよ!」「こんな発見があったよ!」「これ、けっこう役立つよ!」といったように、おもしろかったこと、心が動いたこと、役に立つことを集めてきます。それを発信すればいいのです。


ぼくは、ブログやツイッターをやっています。発信するときに自分のことを書くよりも、他人のことを書くほうが結構スラスラかける時が多いです。おもしろい本だったり、プログラミングの技術だったり、ゲームだったり書いていました。文章のもとになるものがあると、文章は書きやすいです。

自分の気持ちを書こうとしても「誰が得するんだ」とか考えてしまいます。その結果、発信できずに終わってしまうこともしばしば。

おもしろかったこと、心が動いたこと、役に立つことを集めて発信していこうと思います。

3、「書く」前には「取材」がある

「書く」前には「取材する」が必要です。ネタがなければ文章も書けません。
取材をしてネタを仕入れないと「さあ、書こう」と思っても書けない。

ぼくの書けない理由は、まさにこれだなって思いました。文章を書く前に取材があるって読んで「マジかー。そうだよね。」ってなりました。取材といっても、新聞記者のような取材ではなく、題材の情報収集でいいんです。ネットや本などから情報収集をします。集めた情報から伝えたいネタを厳選するんです。

これを知ってなんか気持ちがスッキリしました。


4、最初から「完ぺき」を目指さない

いきなり「完ぺき」を目指してしまい、なぜか書けないってこともあります。

最初からわかりやすくておもしろい文章が書けるような人なんてほぼいません。最初の段階では、考えすぎないことです。なるべく「隙がない」文章にしようとして、止まってしまいます。

でも、最初は隙だらけでいいのです。矛盾してもいい。あとで直せばいいのだから、まずはどんどん書き進めることの方が大切です。

ぼくは完璧主義でした。自分の文章力の低さに耐えられず、文章の勉強を初めてしまいました。その時書いていたブログはそっちのけです。けっきょく完成まで辿り着けませんでした。

そんな経験もあってこの本を読んで衝撃でした。今も気がつくと完成度を完璧にしようとして時間の無駄をしてしまうことがあります。気をつけないと!


5、ネタを寝かせて熟成させてみる

メモや取材によって素材を生み出したら、今度は少し時間を置いてみましょう。ネタを寝かせて熟成させるのです。熟成のために、ネタをふくらませます。

1つの素材を4つのキーワードで考えます。「つまり?」「たとえば?」「それで?」「そもそも?」この4つです。いろんな角度から問い直すことで、ネタはふくらんでいきます。

もうひとつ。熟成のために、ネタを整理します。素材はたくさんあるのにうまく文章が出てこないって時は、思考の整理ができていません。ポイントは「考える時間」と「書く時間」を分けることです。

筆者は書く素材が決まったら、紙にプリントアウトして喫茶店に小一時間こもるそうです。

ネタをふくらませることで、内容に厚みを持たせることができるんですね。それと、考える時間を別に用意することでひらめきが降りて来やすいと思います。ネタを寝かせるのって大事なんですね。


6、「文章のデザイン」を考える

読みやすい文章は、パッと見た瞬間に「読みやすそう!」と思えます。いまは情報があふれかえっていて、「読むか読まないか」を一瞬で判断される時代です。なので、よりパッと見て「読みやすそう」と思われることが重要になってきます。

読みやすいって思ってもらうことは、とても重要なことだと感じます。漢字だらけだと読むきがうせるし、パッと見でどんな内容なのか分からないと読みたいって気持ちにならないです。ひらがな、カタカナ、漢字のバランスを気をつけることって意外に大事なんですよね。


7、自分ごとになるようなテーマを選ぶ

読まれる文章を書くためには、そもそも「何を書くか」というテーマの見つけ方がより重要になります。「話題になるようなネタ」を提供し続けるのは難しいことです。その解決に役立つキーワードは「自分ごと」です。

読み手が「自分ごと」にできるような分野には、かならず需要があります。「自分ごと」にしてもらいやすいテーマは次の5つです。

1、お金(仕事、働き方を含む) 2、食欲 3、恋愛・結婚・家族 4、健康 5、教育


この5つのテーマは誰もが深く関わりのあることなので強いんですね。ぼくは、考えすぎてしまい、「自分ごと」ってどういうことかわからなくなったことがあります。「自分ごと」とは、読者が自分にも関係のある話だって興味を持つことだと思います。

自分の得意分野で先ほどの5つのテーマとかけ合わせると強力みたいですね。それが自分にしか書けないことにつながっていきます。


書くのがしんどいには有益な情報がたくさん

学んだこと7つを書いてきましたが、この本には他にもたくさん学んだことがあります。ぼくなりに、心が動いた学びに厳選しています。もし、このブログを読んで「書くのがしんどい」を読みたくなってもらえたら、とてもうれしいです!

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