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BRAIN DRIVENから学んだ、モチベーションのコントロールに役立つ3つの知識

BRAIN DRIVEN 要約

Kindle Unlimited、対象の書籍です。

読書目的:モチベーションをコントロールするやり方

自分のことを知るための「メタ認知」

モチベーションに深く関係する用語で「メタ認知」という言葉があります。

誰しも「自分を高める」という命題があると思います。

その観点に立つと、とても重要な脳の機能、それが「メタ認知」と呼ばれるものです。

メタ認知は、自分自身を、客観視、俯瞰視した認知の状態をいいます。

自分自身を主観的に見るだけでなく、客観的に捉えて、全体的に見るというのがメタ認知の基本的な役割です。

「意識的に注意を傾ける」ことが重要で、脳の仕組み上、意識的に注意を払わないような情報は、さほど大切な情報ではないので覚えないようになっています。

このことは、自分という情報にも当てはまっています。

自分に意識的に注意を向けない限り、自分の脳に自分の情報は書き込まれないのです。

しかも、自分のことはよくわかっているという錯覚から、ほとんどの人は意識的に自分を見ようとしないです。

なので、意識的に注意を向けない限り、自分のことはわからない状態なのです。

自分自身の脳に自分自身についての情報を書き込み、それによって「自分をもつ」ことになります。

自分の感じ方、考え方、振る舞い方を知れば、自分で感じ、考え、行動する、自律的な脳が育まれるのです。

人間の行動と思考を理解するには、密接に関連する感情を理解することなしには難しいです。

感情の1つであるモチベーションも、行動や思考に影響します。

モチベーション以外のさまざまな感情がありますが、自分の感情を見ずに蓋をしてしまっていては、自分の行動力や思考はいつまでたっても高まりません。

自分のパフォーマンスを高め、成長するためには、自分の感情や感覚に注意を向けることがメタ認知の大切なポイントなのです。

自分のモチベーションはどんな時に高くなるのか、低くなるのか、自分のことをよく知り成長に活かすべきですね。


「なんとなく」という曖昧な状態をなくして、心理的安全状態をつくろう

曖昧な状態は不安や恐怖を感じやすい脳の特性があります。

いかにその状態を受け入れるのかも大切なことです。

ゴールが明確でないことも多々あるので、曖昧な状況を受け入れ、むしろ楽しむマインドセットも新しい学びや挑戦には重要なのです。

「無知の知」という格言があります。

無知であることを知る重要性を説く言葉です。

自分が知らないことを知っている、できないことを知っているということ。

自分が無知で未熟であることが曖昧になっていると、精神状態を乱しやすいです。

「なんとなく」という状態がきっかけで、不安を導きやすくなります。

モチベーションが高まる大前提として、安定した精神状態は欠かせないものです。

安定した精神状態が保たれていないと、新しい学習や挑戦に対するモチベーションは湧いてきません。

理由は、ストレスから生命を守るための回避へモチベーションが向いてしまいます。

これが理由で努力をサボるのです。


モチベーションアップに欠かせないドーパミン

モチベーションを高い状態にするのには、ドーパミンも大きく関係しています。

ドーパミンが放出される状態とは、ある情報に興味関心があるために、脳が「知ろう、学習させよう」と反応している状態です。

ドーパミンが放出されると、記憶に残りやすい効果もあります。だから、何かを学ぶ時は、まず興味関心を持つことが大切です。

でも、学ぶ内容に興味関心がない場合もあります。

ポイントは「学びを行なっているとき」にドーパミンが放出されているかどうかです。

極論ですが、「学ぶ内容そのもの」に興味関心がなかったとしても、「教える人」に対する興味関心が高いためにワクワクしたり、場の雰囲気によって心躍るような状態になれば、学びやすいと考えれます。

モチベーションをコントロールするためには、ドーパミンは欠かせません。

ドーパミンの効能をうまく自分のものにするために、自分がどんな時に「ドーパミンが出ているか」ということを認知することが重要です。

そのために、普段から自分がワクワクしている状態に気づくことが欠かせません。

自分がワクワクしている状態に気づけたら、もう一度思い返して、その瞬間を味わいます。

「刺激によってワクワクする脳の回路」と「思い返してワクワクすること」による2つの局面からドーパミンを誘導できるようにします。

ドーパミンを意図的に出せるようになれば、モチベーションのコントロールにとても役立ちます。

モチベーションが高まっている状態の自分の内側の反応に気づき、味わい、そしてある時、その高まりを思い返すことは、モチベーションを高めるトレーニングになります。


BRAIN DRIVENから学んだ、モチベーションのコントロールに役立つ3つの知識

1、自分の感情や感覚を知る「メタ認知」が重要

2、精神的に安定していないと、モチベーションはアップしにくい

3、ドーパミンを出すことで集中状態が作れて、モチベーションがアップする

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