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いつか振り返る「点」を繋げ!キュリー株式会社CEOにインタビュー!

この記事は全文公開です。
ミャンマーの難民の子供たちのためサポートよろしくお願いします。

(インタビュー2020年3月)

「私は一人になってもちゃんと生きていけるのかな?」「社会ってどんなところなの」「自分はどんな仕事がしたいんだろう?」「そもそも仕事ってどんなことができるのかな」「このままの自分でいいのかな」

これらは私が最近感じた将来についての疑問です。

2019年7月に創立されたキュリー株式会社は私たち中高生が将来への「点」を増やし、結びつけるサポートをする会社です。

それは一体どんなことなのか!

今回はキュリー株式会社の王昌宇 (Ou Shou) さんにインタビューして来ました!(以後、キュリーと書きます。)

王さんの紹介

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王さんは、CEO(最高経営責任者)です。
毎日中高生に面白い、刺激的なイベントを次々と届けています。

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キュリーはどのような会社なのか?

キュリーのウェブサイトは2018年の12月にオープンし、高校の友達五人(王さん含めて)が集まってスタートしました。その後、2019年7月にキュリー株式会社を設立しました。(正式に会社として登録したのは2019年です。)

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自分の可能性に挑戦して行く中高生を応援する会社です。

キュリーではウェブサイト上で中高生向けのイベントを紹介したり、実際にイベントを開催したりしています。

さらに、今の中高生は何を必要としているのか、イベントなどに関心を持ってもらうために話しに行くことをしています。

子供の頃はどんな人だったんですか?

僕は10歳の時に日本に来て、それまでは中国にいました。日本に来たあとはすぐに全寮制・中高一貫の海陽学園に入学しました。小さい時は自分のことより周りにいる人の顔色を伺いながら生きて来た感じです。親、友達が喜ぶことをするように、気を使って行動してばかりで変わるまでは趣味も持っていませんでした。

なんで変われたんですか?

高校の2年生のときに変わったきっかけはハリーポッターです。第2巻でハリーは蛇の言葉を使えることが判明したとき、一時期ハリーが「自分は蛇の言葉を使えるからグリフィンドールではなく、本当はスリザリンにいるべきなんなんだ」と悩んでいた時期がありました。その時にダンブルドア校長が「人を決めるのはその人のスキルではなく、自分が今まで下した決断なんじゃよ」と言ったのが響き、「今までとは違い、環境に流されずに生きる!」と決心しました。これまで行ったことのないところに手を出していこうと思って、日中青年会議や韓国の環境シンポジウムにいきました。そこで様々な経験をして、そこで環境や国際問題に興味が湧き、将来は中国と日本の架け橋になるような存在になりたいとも思いました。高三の夏、医学の道を捨てて、文系の早稲田大学・国際教養学部に行きました。

(文系に入ろうと決めるまでは両親に言われたように医学方面に向かうつもりでした。)

「ハリー・ポッター」シリーズの世界で登場する、「ホグワーツ魔法魔術学校」は11歳になると入学資格が与えられる全寮制の学校です。ホグワーツには4つの寮があります。それが「グリフィンドール(ライオン)」、「ハッフルパフ」、「レイブンクロー」、そして「スリザリン(蛇)」です。カッコ内はその寮のシンボルです。(ネタバレ注意)グリフィンドールとスリザリンは常に敵対していて、真のスリザリンしか持っていないはずの「蛇の言葉を話す能力」をグリフィンドールのハリーが持っていることで大騒ぎになります。

興味がある方はぜひ<2巻・ハリーポッターと秘密の部屋>を読んでみてください。

スティーブ・ジョブス氏の「Connecting dots」の有名なスピーチのように、どのような選択をしてここに至ったんですか?

国際教養学部では大学1〜2年生の時に留学に行かなければいけないというルールがあって、僕はスイスに留学しました。環境、国際について学ぶのはもちろん、「せっかく海外に来たから何か他のことも学びたい!」と思い、哲学のプログラムを取りました。ここで哲学をとったおかげで、言語能力が見についたと思います。小さい頃から言語が変わって難儀したりしたため、人にどのように意見を伝えるのかというのは一生懸命に考えました。スイスにいた時、哲学というものすごく難しいコンセプトのものをどうやってかみくだくのかと考えたりするうちに言語能力を身につけました。

大学では、フリードリヒ・ニーチェやデイヴィッド・ヒュームといった有名な哲学者たちの作品について学びました。とても楽しかったです!

Wikipedia:
フリードリヒ・ニーチェ
デイヴィッド・ヒューム
彼らはどんな人たちで、どのように生きて考えたのか?

他には…

中学高校で行った海陽学園は大きい会社が皆でお金を出した私立校で、社会人も寮に来て学ぶような学校です。ここでは6年一緒に寮に入った仲間たちと出会いました。仲間はとても重要です。大学に入った時はバラバラになっても、キュリーを起業するのに高校時代の友達五人チームで起業しました。単なる友達じゃなくて、寮のルールや学校生活も一緒にくぐり抜けた仲間だから仲良しです。(喧嘩もしますが、仲直りするのも早いです。)

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現在のキュリーのメンバーです!

起業する前の一番難しかったことは何ですか?

一番難しかったのは、「中高生に何が必要なのか??」という問題でした。『仕事は楽しい!』とは言ったものの、実際は悩んでた時間がものすごく多かったです。「教育業」「サポート」とは、「そもそも教育ってなんだろう」とか「今中高生の人が実際必要なものは何なのか」とかの問題に四六時中悩んでました。

何をするのか決めるのに時間はかからないけれど恐怖しかなかったです。僕が見つけた解消法は「話し合う」こと。中高生の彼らに何が必要なのかわからないと思ったら、実際に学校に行ったり、オフィスに来てもらったり、オンラインで話して、今も彼らのほしいものを提供するために調べています。

今はどんなことにチャレンジしているんですか?

今は中高生と話してやる気を出してもらうことに力を入れています。”あーでもない、こうでもない”と一緒に悩むことで不安を取り除いて、自分の価値観が見えて来ます。

モットーを教えてください!

「選び方を考えることが重要です。なんとなく決めるのは一番やめた方がいい。直感であれ、自分が信じる選択の仕方を持った方がいいです。」

スタートアップに向いているのはどんな人ですか?

僕はスタートアップの場合は向いてる、向いていないより、自分を支えてくれて、自分が支えたいと思う人に出会えるかだと思っています。熱意も重要です。

スタートアップを始めるなら、いろんなものを吸収しようとする"乾き"がいります。スタートアップはわからないないこと、理不尽なことばかりです。そういう問題を解決するには本、ブログだけでなく、人頼りで学んで行くことが多いです。問題に直面したとき、冷静に向き合える人が向いているのかもしれません。

過去の自分にメッセージを送るつもりで、中高生のみなさんにメッセージをください!

「これからいろんな人たちに出会うから、安心して自分の決めたことをやっていいよ。一番重要なのはどう選択するのかについて考えることだよ。」と言いたいですね。

キュリーのあるあるネタ!

イベントを開催すると知ってる人ばかり集まる
                   
                 -王さん

キュリーのイベント

興味がある方はこちらのリンクを見てみてください!:

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まとめ

私も選択する前に状況に流されてしまうことが多いです。王さんが言っていたように、自分の信頼できる選択の仕方を決めます。さらに、「何があっても続けてゆくためは仲間が一番重要」というコメントが一番考えさせられました。”あーでもない、こうでもない”と一緒に悩める友達を作ります!


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