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イベントレポート#2-1【チャリティートークwith 医師 稲葉俊郎さん】「哲学カフェ~屋根のない病院 軽井沢の世界に1つの”おくすりてちょう”と”漆・アート”」(2022.6,軽井沢書店Mototeca Coffee)

<軽井沢書店さんで2022. 4/29~6/30開催の(株)アイディア・ウーマンによるポップアップ/Botanic Art Weekend by IdeaWoman 関連イベントです。>

こんにちは。漆・アートコンシェルジュ Kaya(かや)と申します。この度は、私共のイベントにご参加、またはご興味をお持ちくださいましてありがとうございます。

                                                                                      [2022.6.25 ver]                            

【イベントレポート#2-1】

「みんなで一緒に考えることを楽しむ~哲学カフェ」チャリティートークを蔦屋書店様の店舗「軽井沢書店」さんにて開催しました。

メインスピーカーは、医師 稲葉俊郎さん(軽井沢病院 院長)。“自然・アート・対話”を尊重する新しい医療を実践されており、2022年4月軽井沢病院院長の就任と同時に新しい「おくすりてちょう」を発表されました。また、ゲストスピーカーには、軽井沢在住の芸術家3名をお迎えして、世界に1つの「おくすりてちょう」や「漆・アート」について、一緒に考えました。

聞き手は、企画・主催者である 漆・アートコンシェルジュ Kaya ((株)アイディア・ウーマン代表)がつとめました。

#当日配布資料Top-final2.JGP

[1.イベント概要]

◆タイトル: チャリティートーク / 哲学カフェ~「屋根のない病院・軽井沢の世界に1つの”おくすりてちょう”と”漆・アート”」
*IWキャンパス【アートx哲学 vol.6】/ Botanic Art Weekend by IdeaWoman関連イベント 

◆日時:2022年6月18日(土) 19:00-  
◆場所: 軽井沢書店 Mototeca Coffee (JR軽井沢駅より徒歩10分)
◆登壇者
●メインスピーカー:軽井沢病院院長 稲葉俊郎さん(医師・医学博士)   
●ゲストスピーカー:美術家 佐藤雅子さん, 音楽家 寺田わかこさん(軽井沢町町議会議員), 漆芸家 八代淳子さん   
●聞き手:漆・アートコンシェルジュ Kaya (IdeaWoman Co.)

※参加者の皆さまからいただいたイベント参加費「お気持ち」は、運営諸費用を除いて全額を軽井沢病院を通じてRATTARATTARRさんのクリエイターにお渡しします。
● 紹介作品: 堤淺吉漆店 堤卓也さん(動画・スケートボード、サーフィンのパドル)
●展示での参加: 漆作家 黒沢理菜さん, 漆芸家 戸田蓉子さん(漆のコンテンポラリーアート)   


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[2. 登壇者のご紹介]

=メインスピーカー=

● 軽井沢病院院長 稲葉俊郎さん(医師・医学博士)|Toshiro INABA

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熊本県出身
東京大学付属病院循環器内科助手を経て2020年より軽井沢病院副院長, 2022年4月に院長に就任。東大病院時代には心臓を内科的に治療するカテーテル治療や先天性心疾患を専門とし、往診による在宅医療も週に一度行いながら、夏には山岳医療にも従事。
2020年4月から軽井沢へと拠点を移し軽井沢病院に勤務しながら、信州大学社会基盤研究所特任准教授、東京大学先端科学技術研究センター客員研究員を兼任。東北芸術工科大学客員教授(山形ビエンナーレ2020 芸術監督 )を併任。

全体生を取り戻す新しい社会の一環としての医療のあり方を模索している。

[著書]

『いのちは のちの いのちへ ー新しい医療のかたち』(アノニマ・スタジオ)
『いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ』(アノニマ・スタジオ)
『からだとこころの健康学』(NHK出版)他多数 


=ゲストスピーカー=

● 美術家 佐藤雅子 さん | Masako SATO

東京生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。これまでマニラ、ロンドン、 ワシントンDC、ニューヨーク、香港、カイロで過ごす。作品は「自然と人間の関係性」をテーマに制作を行い、個展、グループ展などをこれまで多く開催してきた。現在は軽井沢在住で精力的に制作活動を行っている。米国・ニューヨークの名門 アート・スチューデンツ・リーグNY所属。

MasakoSato_ウクライナ支援

[写真:2022年ウクライナ支援のチャリティーイベントに提供した作品と]
信濃毎日新聞デジタル2022.4.13 https://www.shinmai.co.jp/news/article/CNTS2022041200854


●音楽家 寺田わかこ さん(軽井沢町議会議員)| Wakako TERADA

長野県内の高校で15年音楽を教え、2015年より軽井沢町議会議員。 軽井沢シンフォニックコーラスの指揮者も務める。 NPO軽井沢教育ネットワークでは、発達障がいの保護者の勉強会やイベントを企画。子どもの教育環境の改善に取り組んでいる。武蔵野音楽大学音楽学部 声楽学科卒業。

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[写真:文楽・伝統芸能振興長野委員会での文楽の普及活動(小学校・福祉施設など)にて]


●漆芸家 八代淳子さん | Junko YASHIRO

1993 東京芸術大学美術学部工芸科卒業、1995 東京芸術大学大学院漆芸専攻修了

漆芸は一般的に分業で木地・塗り・加飾などそれぞれ専門のプロがいます。木地は職人さんに頼んで制作する漆作家が一般的なところ、木地作りから仕上げまで、全てを自身でまかなっている希な作家。軽井沢在住。

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[動画: 芦屋の陶芸ギャラリースペース Abundante(アバンダンテ)/ 漆芸家八代淳子2022作品展 より ]  

=聞き手(企画・主催)=

企画コーディネーター/漆・アートコンシェルジュ Kaya (清川-寺本かやこ) | Urushi-Art Concierge Kaya 

人・本・冒険が好きな英語通訳ガイド。外資系航空会社客室乗務員、大手総合法律事務所勤務などを経て、お茶室の中で出会った “漆(うるし)に命を感じた”ことがきっかけとなり2018年に独立。シンガポールでの日本大使館主催の公式式典「天皇誕生日祝賀レセプション」や東京での国際会議などで、漆芸、いけ花、日本茶等の海外向けオーダーメイドギフトを披露している。

「哲学対話・哲学カフェ」については、第一人者である哲学者 梶谷真司氏(東京大学大学院教授、共生のための国際哲学研究センター/センター長)による「哲学対話ファシリテーション講座」を企画主催し、直接指導をうける。

(株)アイディア・ウーマン 代表、京都府出身・北海道大学法学部卒 

JPG-KayakoKiyokawa_シンガポール天皇誕生日祝賀レセプション2018

 

動画:シンガポールの5つ星ホテルレストランでの日本文化体験型展示会(主催イベント, 2018) 

  

[3. 企画・主催者(IW)からのメッセージ] 

軽井沢は標高1000mにあり「屋根のない病院(HOSPITAL WITHOUT ROOF)」として愛されてきた土地です。
ご存じでしょうか。2022年に軽井沢で誕生した「おくすりてちょう」は、RATTA RATTARRのクリエイターによる世界に1つずつの「アート」。この「世界に1つのおくすりてちょう」の使い方、実は一般的に私たちが持っている「お薬手帳」の使い方とは異なるのです! 

DSC04979軽井沢おくすりてちょう

 [写真: 世界に1つの「おくすりてちょう」by RATTA RATTARR]

このイベントを企画した漆・アートコンシェルジュ Kaya (かや)は、「漆(うるし)」や「漆器」が「命のあるモノ=人と同じような存在」として、現代を生きる私たちにとって実は大切な存在なのではないかと考えています。

また、自分自身が困難な状況にあったときに、稲葉俊郎さんのご本を感動しながら読み、お言葉や考え方に救われた経験があります。

◆参考書籍: 稲葉俊郎さん著書
『いのちを呼びさますもの —ひとのこころとからだ』『いのちは のちの いのちへ ―新しい医療のかたち』

世界に1つの「おくすりてちょう」や「漆・アート」について・・・・・「すぐれた医療は芸術である」とおっしゃって、“自然・アート・対話”を尊重する新しい医療を実践されている軽井沢病院院長 稲葉俊郎さんとゲストの方々、会場参加者の皆さまとで、一緒に考える機会となりました。

当日会場で登壇・参加された皆さま、オンライン視聴のお申込みをして下さった皆さま、会場の軽井沢書店の皆さま、誠にありがとうございました。

おかげさまで、素晴らしい方々とのご縁をいただき、今回のイベントが実現できましたこと、心より感謝申し上げます。


[4. 会場の様子]

「軽井沢書店 Mototeca Coffee」さんは、「蔦屋書店」様の軽井沢にある店舗。カフェ併設の本屋さんです。ペットフレンドリーで、ワンちゃんをカートに入れて、お買い物をしたり、カフェでくつろぐこともできます。

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会場のレイアウトは、「哲学カフェ~一緒に考えることを楽しむ」ことがしやすいように、登壇者と参加者の皆さんが「円」のように座れるように配置していただきました。(軽井沢書店様、ありがとうございました!)

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机には、世界に1つの「おくすりてちょう」を置いて、それぞれ好きな席を選んで座っていただくようにしました。

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●「おくすりてちょう」:軽井沢病院 & RATTA RATTARR  (テーブルの上) 


=会場の展示紹介=


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●漆コンテンポラリーアート(オブジェ):漆作家  黒沢理菜さん photo by Takashi Suzuki 


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●漆芸作品(漆器):漆芸家 八代淳子さん  
●抽象画、インスタレーション(写真):美術家 佐藤雅子さん


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●漆コンテンポラリーアート(オブジェ):漆芸家 戸田蓉子さん


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●漆作品(スケートボード、サーフィンのパドル): 堤淺吉漆店 堤卓也さん


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●書籍:稲葉俊郎さん著書 



[5. イベント/オープニング]

まずは、企画者の 漆・アートコンシェルジュ Kaya より、「漆と漆文化を次世代につなぐ新たな挑戦」をされている、京都の漆やさん「堤淺吉漆店」堤卓也さんの動画2つを紹介しました。

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紹介動画

1.漆のサーフボード について

映画「OCEANTREE ~ The Journey Of Essence ~ Episode.2 in Kyoto (2021) 」予告編より


2.堤淺吉漆店 堤卓也さん/ Rethink Urushi  HPより

 https://www.rethink-urushi.com/

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 ご覧いただきありがとうございました。

(このつづき、イベントレポート#2-2は近日公開予定です)

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