日記 2023/07/24~30
もうここに書くことは思いつかない。宮田愛萌さんのスペースを聴きながら書いております。
7月24日(月)
朝起きてすぐ、自分が辛うじて歩行可能である状態であることに安堵し、近くの医者にかかった。
PCRとインフルの検査を同時にできるとかいうハイブリッドなスグレモノで検査。鼻腔に医者しか使わなさそうな長い綿棒をぶち込まれて5秒くらいグリグリされた。
先生は「5秒我慢してねー」といったけど、数えるその声は「いーち、にーい、さーん、」と言った具合で数えてきて、じゃあ8秒と言ってくれやと思った。それだけ耐えておいた。
先生は検体を試験管みたいなのに取り込みつつ、何か言いながら扉の向こうにフェードアウトして行った。
「コロナですねぇー」と言いながら戻ってきた。
正直驚きはなかったし追試に正当な理由がついてきてよかったとすら思ってしまった。
追試申請の為に診断書を書いて貰ったが、領収書に「文書費 ¥3,000(税別)」とあってなんてバカバカしいのだろうと思った。
4科目分の追試受験料は、1科目あたり2000円の計8000円だった。追試のためだけに11000円もかかるとは何とも世知辛い世の中である。
ちなみにこの後熱がぐんぐん上がって動けなくなったため、文字通り何もせずに一日中寝た。
7月25日(火)
夕方になるまでずっと寝ていた。前日の朝から何も食べていない。
ここで熱や頭痛は治まったが、こんどは腹痛との戦いに突入した。夏バテとのダブルパンチで食欲が湧かないが、何か食べないと生きていけない。バナナとかゼリーとかの食べやすいものから攻めていった。
今振り返ると金輪際この地獄のような時間を過ごしたくはない。
7月26日(水)
体調はほぼ全快した。腹痛とは長期戦だが、それ以外は長引かなくて安心した。
4日ぶりに入浴した。体調が悪いときは風呂に入るべきではないとよく言うが、そうではなくて入れるコンディションではないのが正しいと思った。髪はボサボサだし、頭皮は何だかむず痒いし、目はやつれ、しょうもない無精髭もどきが少しフサフサしていたところを全てキレイにして差しあげた。磔刑目前の人みたいなのを少々マシな大学生に戻すことに成功した。
Twitter(X)を見ていたらかほりんこと藤嶌果歩ちゃんが雑誌でグラビアを掲載されるということで、浴衣姿のかほりんが投稿されていた。あまりに可愛くて度肝を抜かれた。そういえば影山優佳が卒業したな、と思い出して、日向坂ファンクラブの推しメンリストを更新することにした。
ちなみにこのツイート(ポスト)です。
7月27日(木)
夕方、久しぶりに外界の空気を吸いに散歩に出た。西を向いたら夕暮れが目に入った。人工物にまみれた東京でも、夕暮れは隙間から覗くことができてなんだか気分がよくなった。空はどれだけ緑のない都会でも上さえ見れば存在する自然。
7月28日(金)
この日からひとまず社会復帰が許された。
とりあえずは昼すぎから期末試験があったからそれを受けに行った。朝早めから登校したうえで、会場の教室に余裕綽々の一番乗りを決め、最後列の一番端の席を確保して自習した。
テストを受け終わってから、バイト先近くのコメダ珈琲で変な時間の昼食を食べた。期間限定でチキンカツカリーパンを売っていたから食べた。思ったよりも辛口だったがかなり美味しかった。レタスを挟んでいたのが意外だったがかなり相性良かった。
バイトは夕方に出勤し、しっかりクローズまでやり遂げた。
7月29日(土)
昼過ぎの出勤を前に、マクドナルドで腹ごしらえをした。ハワイヤンフェアみたいなのでYouTuberのハシダさんがチーズロコモコが美味いと言っていたから、迷わずそれを選んだ。病み上がりにジャンクフードなんてと思ったから、せめてもの抵抗として野菜生活を注文した。
チーズロコモコかなり美味しい。少しだけ辛味のあるソースが癖になる。そこをチーズと目玉焼きがうまく調和して、食欲が大いにそそられる味だった。
バイトなのだが、途中から頭に酸素がまわらなくなった時の感覚に襲われ、どこかに手をついていないと立って居られなくなってしまって夕方に早退した。まだ完璧に治ってなかったのだろうか。本当に申し訳ない気持ちになって帰った。
帰宅直後にベットで突っ伏して2時間くらい寝た。起きたら起きたで元気になっていて、波のある体調に辟易せざるを得なかった。マクドナルドが悪いわけではないということが分かり、療養期間中ろくに食べ物を口にしなかった反動もあり、半ばヤケクソでドミノ・ピザをデリバリーしてしまった。
ひとくちサクサクチキンのピザが期間限定メニューになっていて、レギュラーメニューの中から選びきれなかったのでそちらを選んだ。BBQとレモンの2種類があったからハーフ&ハーフにした。これはBBQの方がかなり美味しかった。レモンはすこし苦味があって好みではなかったかもしれない。
期間限定を一日に2回も食べてしまった。弱い人間だ、マーケティングの格好の餌食。
徐ろにテレビの電源を入れたら、隅田川花火大会の中継をしていた。司会が高橋英樹で、ゲストに乃木坂の梅澤美波と池田瑛紗さんやオードリー春日に佐久間Pとかが出ていた。初めてこの中継を観たのだが、花火が打ち上がっている間もずっと高橋英樹が「美しい」を連呼していたり、ゲストに花火の感想を聞きまくったりしていて、なんだこれは?と思ってしまった。黙って花火を見させてくれや。
あと、これは完全に個人の意見で申し訳ないという前置きをした上で書きたくなったのだが、隅田川の花火大会ってそんなにすごいのかなとふと思った。
というのも、ビルやらなんやらの高層建築が乱立する東京で打ち上げられる花火の大きさはそう大きくはないのだというのを感じた。市川に住む友人が、江戸川の河川敷からスカイツリーが見えるから花火も見えそうだと言っていたし、自分も江戸川からスカイツリーを見たことがあったからそのように思っていた。しかし中継を見る感じでは花火の輪はそこまで大きくないし、江戸川からは観測困難だろうと推測した。
地元の隣町、静岡県袋井市の花火大会が全国的にも有名なのだ(ろう)が、本当に大きな花火が大量に打ち上がってそれはそれは見事で、私の「花火大会のスタンダード」がそれに設定されていたせいで、なんとも残念なことに隅田川花火大会にそれほどの凄みを感じることができなかった。まあ端的に言えば「これで楽しいの?」と思ってしまったということだ。純粋に花火を楽しむことを知らず、大変貧相な考えしか浮かばない自分を多少の嫌悪感を感じざるを得なかった。
とはいえ、日本文化が徐々に離れつつある都会で、100万規模の人が「日本の夏」を感じに動いたというのは素晴らしいものだとは思った。ビルの隙間から見えたとて、花火は花火だから。
7月30日(日)
朝6時過ぎから東京駅にいた。
東海道新幹線の待合室で、期末レポートを書き、のぞみに乗る客の波を横目にこだまを待った。
静岡市で高校時代以来の集まりがあって、日帰りで静岡に戻ることになっていたのだ。
07:27発のこだま705号はN700S系が運用されていることを把握し、かつ1号車に先頭で乗り込むことで完璧な乗車を達成した。1号車に乗っていたのは自分含め2,3人とかで、至極快適な旅路だった。席数の多い2号車でもよかったけれどもう並んでいた人がいたから避けた。
発車、到着チャイムが「会いに行こう」に変わってから初めての乗車だった。「AMBITIOUS JAPAN!」が私の東海道新幹線の全てだったし、名残惜しい気持ちがあったが、いざチャイムが流れると、スっと心に気持ちよく収まる心地がした。歌そのものも東海道新幹線ユーザーにぶっ刺さりなMVと歌詞だし、希望感に溢れるメロディーが新しい時代の東海道新幹線にピッタリだなと感じた。
集まりはワイワイ楽しく、朗らかに。
夜、こだまで帰ろうかと思っていたのが、熱海で花火大会をやっていると知って、こだまだと熱海からものすごい数の客が乗ってくるんだろうなと思って見送った。後続のひかりで悠々と帰宅した。
レポートはその日のうちに終わらせることができた。
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